ガイナーレ鳥取FW富樫佑太が、2024年シーズンへの意気込みを語った。加入1年目の昨季はリーグ戦チーム2位の8得点を挙げたが、同1位と3位の選手が退団した今季は、昨季以上の活躍が期待されている。本人も求められる役割を自覚し、より多くのゴールでチームに貢献するつもりだ。

上写真=開幕に向けて調整を進める富樫。鳥取で2年目のシーズンを迎える(写真◎石倉利英)

「J2昇格を成し遂げたい」

 今季の明治安田生命J3リーグは2月24日に開幕し、鳥取は25日にFC今治とアウェーで第1節を戦う。「開幕戦で勝てば、これまでやってきたことを続ければいい、ということになる。そうなるようにしたい」と語った富樫は、今季を見据えて「相手ゴールの近く、ペナルティーエリア内で、いかに勝負できるかがカギになると思う」と続けた。

 FC岐阜から加入1年目の昨季、リーグ戦28試合に出場してチーム2位の8得点。一方で、同1位の9得点を挙げたMF牛之濵拓がギラヴァンツ北九州、同3位で7得点のFW重松健太郎がFC大阪に移籍したため、ほかの選手の奮起が求められるだけでなく、冨樫への期待も、より大きくなっている。

 本人も自覚しており、「自分がやるべき仕事は点を取ること。今季は2ケタ取りたいですし、J2昇格を成し遂げたい」ときっぱり。今季から1位と2位の自動昇格だけでなく、3位から6位のクラブによるプレーオフの勝者も昇格できることを踏まえ、「可能性は広がっている、もちろんJ3優勝を目指しながら、J2昇格に向けてチームでまとまっていきたい」と意気込んでいた。

取材・写真◎石倉利英