ガイナーレ鳥取DF二階堂正哉(にかいどう・せいや)が、初めての移籍を経て新チームへの貢献を期している。年明けにY.S.C.C.横浜からの完全移籍が発表され、あわただしく準備を整えて始動。最終ラインで求められる攻守両面のポイントを理解して、チームに還元していくつもりだ。

上写真=完全移籍で加入し、新天地で練習に励む二階堂(写真◎石倉利英)

田中翔太と2年ぶりにチームメイトに

 2000年11月2日生まれ、宮城県出身の二階堂は、青森山田高(青森)、新潟医療福祉大を経て2023年にYS横浜に加入。明治安田生命J3リーグで29試合出場の記録を残し、プロ2年目を前に完全移籍で鳥取に加入した。
 
 加入が発表されたのは年明けの1月6日。始動日の10日までの限られた時間で引っ越しなどを済ませ、「初めての移籍だったこともあって、少し忙しかった」という。新潟医療福祉大から加入1年目のFW田中翔太は大学と高校の1学年後輩で、2年ぶりに同じチームになり「またチームメイトになるとは思わなかった」と笑顔を見せた。

 新天地で求められる役割を「空中戦の強さなど守備だけでなく、チームとしてボールを支配することを目指しているので、求められていることをやっていく」と意気込む。ヘッドの強さに加え、林健太郎新監督が求める最終ラインからのビルドアップでも持ち味を発揮して貢献するつもりだ。

取材・写真◎石倉利英