ガイナーレ鳥取が12月20日、愛媛FCのDF大城蛍の完全移籍での加入を発表した。2020年に浦和レッズから鳥取に期限付き移籍して1年間プレーしており、4年ぶりの復帰。前回在籍時は出場機会に恵まれなかったが、その後の経験を生かしての捲土重来を期している。

上写真=愛媛から完全移籍で加入する大城。今季の鳥取での試合では先発出場していた(写真◎石倉利英)

「J2昇格を本気でつかみ取るために」

 2000年9月16日生まれ、沖縄県出身の大城は、高校時代は浦和レッズユースでプレーし、2018年にトップチームに昇格したが、19年も含めた2年間で公式戦出場の機会はなし。2020年に鳥取に期限付き移籍したものの、ここでも明治安田生命J3リーグでは3試合の出場にとどまり、苦しい時期を過ごした。

 しかし、翌21年に育成型期限付き移籍で加入したY.S.C.C.横浜でJ3リーグ26試合に出場し、Jリーグ初ゴールを含む2得点。浦和との契約が満了し、愛媛に完全移籍した2022年は13試合、今季は22試合出場と経験を積み、愛媛との契約満了を経ての4年ぶりの鳥取復帰となった。クラブを通じて発表した本人のコメントは以下のとおり。

「ガイナーレを愛するすべての皆様、お久しぶりです!

 4年ぶりに帰ってきました!!

 この機会を与えてくださったクラブ関係者の皆様への感謝の気持ちと、ガイナーレ鳥取のスポンサー、ファン・サポーターの皆様への熱い気持ちを胸に闘います。

 僕自身、もう一度鳥取でプレーできることを想像するとワクワクしています!

 この地とともに、以前果たせなかったJ2昇格を本気でつかみ取るために覚悟を持ってきました!!!

 必ず優勝、そしてJ2昇格しましょう!

 改めてよろしくお願いします!」

 なお鳥取は同日、国士舘大から加入1年目のMF東條敦樹と、飯塚高(福岡)から加入2年目のFW髙尾流星と来季の契約を更新したことも発表している。