上写真=鳥取が前半に4得点。Yonago Genki SCも後半に1点を返したものの、鳥取が試合終了間際に2点を追加した(写真◎石倉利英)
■2023年4月23日 第66回鳥取県サッカー選手権大会 兼 天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 鳥取県代表決定戦
ガイナーレ鳥取 6-1 Yonago Genki SC
得点:(鳥)富樫佑太2、オウンゴール、小澤秀充、髙尾流星、長井響
(Y)大淺隼也
「90分間緊張した中で試合ができた」
鳥取市のAxisバードスタジアムで行なわれた決勝は、開始直後から風上の鳥取が押し気味に進め、8分にMF牛之濵拓のパスをMF富樫佑太が決めて先制。カテゴリーが2つ下の相手から幸先良く先制点を奪うと、30分にも富樫が決めて2-0。39分にオウンゴール、42分にMF小澤秀充が決め、4-0として前半を終えた。
しかし、ファン・サポーターやアカデミーの選手など多くの応援を受けて戦うYonago Genki SCは、52分に1点を返す。エリア外右サイドでFKを得ると、DF大淺隼也が左足でファーサイドに直接蹴り込んだ。
ハーフタイムに選手3人を入れ替えた鳥取は追加点を目指すものの、Yonago Genki SCの粘り強い守備の前に、なかなかゴールをこじ開けることができない。それでも後半アディショナルタイムの90+1分、FW髙尾流星がエリア内で倒されて得たPKを自ら決めて5点目。90+5分にはDF長井響がCK後のこぼれ球を蹴り込み、終わってみれば6得点の大勝となった。
鳥取の金鍾成監督は「内容は点差ほど差がなく、90分間緊張した中で試合ができた」とコメント。昨年も鳥取県代表として出場したものの、地元で開催された1回戦でJFLのヴェルスパ大分に0-4で大敗しているだけに、「リーグ戦もそうですが、天皇杯は、より鳥取県を代表しているという認識を強く持って戦っていきたい」と決意を新たにしていた。
1回戦は5月20日(土)と21日(日)に開催。鳥取は21日13時から三重交通Gスポーツの杜鈴鹿 サッカー・ラグビー場で、5月7日に決定する三重県代表と対戦する。
現地取材・写真◎石倉利英