ガイナーレ鳥取に新しく加入したMF長谷川アーリアジャスールが、4月12日にチームに合流。報道陣の質問に答え、昨季限りで契約満了になってからの所属先が決まらない時期の苦闘や、初挑戦となる3部リーグへの印象、今後への意気込みなどを語った。

上写真=鳥取への加入が決まり、チームに合流した長谷川アーリアジャスール(写真◎GAINARE TOTTORI)

「プレーできる機会をいただいて感謝」

 2007年に横浜F・マリノスユースからトップチームに昇格したアーリアは、FC東京、セレッソ大阪、レアル・サラゴサ(スペイン)、湘南ベルマーレ、大宮アルディージャ、名古屋グランパス、FC町田ゼルビアと、国内外の多くのクラブでプレー。昨季限りで町田を契約満了となってからは無所属の状態が続いていたが、4月11日に鳥取への加入が発表された。

 この間、東京都社会人リーグ1部のSHIBUYA CITY FCの練習に参加し、体を動かしながら所属先を探していた。「練習に参加させてもらい、みんなと体を動かしながら、いつ話が来てもいいように準備しておこう、いまできることをやろうと思って毎日を過ごしていた」と明かし、「ガイナーレ鳥取さんにプレーできる機会をいただき、あらためて感謝していますし、この苦しい期間もあきらめず、動き続けておいてよかったと思っています」とコメント。それでも、すぐに「ただ、ここからがスタートだとも思っています」と表情を引き締めている。

 3部リーグでのプレーは初めてとなるものの、「(不安は)全くありません」ときっぱり。「カテゴリーはそんなに気にしていなくて、自分が与えられた場所、求められた場所で何ができるかが大事だと思う」と続け、「J3だろうが、J2だろうが、J1だろうが、海外のチームだろうが、自分の持っているものを出すことを常にやっている。その中でこういうチャンスをいただけたことに、何度も言いますが、感謝しています」と語った。

 鳥取での役割については「試合を見てくださっている方は、僕の特徴を分かってくれていると思いますが、攻撃に強みがある。金鍾成監督のサッカーも攻撃的なので、そこで自分の力を発揮できると思う」とイメージしている。同時に34歳という年齢を踏まえ、「いろいろな経験をチームに与えるベテランの役割は、すごく大事だと思っている。若い選手たちに、のびのびと良いプレーをさせられるような声掛けや、チームをまとめること(も必要)」と考えており、「年齢が上の選手とコミュニケーションを取りながら、自分も輪に入っていって、チームを盛り上げていけるように頑張っていきたい」と言葉に力を込めた。

 鳥取県に入ったのは11日の夜で、来たのは初めてながら「知らない土地に行くのは、すごく好き」とのこと。「そこでいろいろな方と出会ったりするのは、自分にとって間違いなく意味のあることだと思っています。ここに来たことで、いろいろな方とつながると思っているし、そういう縁や人との出会いは大切にしたい。すごく楽しみです」と今後に思いを馳せた。

 最後には「皆さん、ありがとうございました。引き続き、よろしくお願いします」と報道陣にあいさつ。「ぜひ一緒に盛り上げていきましょう!」と新天地での活躍を誓っていた。

取材・写真◎石倉利英