ガイナーレ鳥取DF鈴木順也が、4月9日の次節での勝ち点3への意気込みを語った。前節の警告を受けたプレーがDAZNで取り上げられ、自分のプレーを客観的に見る機会に。気持ちも新たに2試合連続無失点と、今季ホーム勝利への貢献を期している。

上写真=開幕からフル出場を続け、鳥取のディフェンスラインを支えている鈴木(写真◎石倉利英)

今季初の無失点

 4月2日の明治安田生命J3リーグ第5節で、鳥取は松本山雅FCとアウェーで対戦。14分、最終ラインの背後にボールが出たところで、鈴木の相手選手へのプレーがファウルとなり、反スポーツ的行為で警告が与えられた。

 このプレーが、現在DAZNで配信されている『Jリーグジャッジリプレイ』で取り上げられている。警告ではなく、DOGSO(ドグソ、決定的な得点の機会の阻止)で退場ではないかとの意見を踏まえ、出演者が活発な議論を展開。鈴木も番組を見て、自分のプレーを客観的に見る機会になったという。

「周りもそうだと思いますが、失点を覚悟したシーンでした。警告でしたが、退場になっていたかもしれません」

 このシーン以外にも多くのピンチがあり、鳥取は苦戦を強いられた。鈴木も「立ち上がりから相手の圧力や応援の雰囲気で、いつもと違う 違和感が全体にあった。「中盤やディフェンスラインでパスを引っかけられてカウンターを受け、数的不利の状況になることがあった」と振り返るが、何とか粘って0-0で引き分け。今季5試合目にして初めて無失点に抑え、「最終的に無失点で終われたことは、チームとしてよかった」と収穫を口にした。

 4月9日の第6節では、ホームでヴァンラーレ八戸と対戦する。今季ホームでは1分け1敗と未勝利だけに、そろそろ勝ち点3が欲しい一戦だ。鈴木は「攻撃陣はゴールを決めてくれるので、僕たちが無失点で守って勝利を届けたい」と意気込み、連続無失点と今季ホーム初勝利を誓った。

取材・写真◎石倉利英