ガイナーレ鳥取GK井岡海都が、プロ3年目のシーズン開幕を心待ちにしている。ベガルタ仙台での2年間は公式戦出場がなく、契約満了とJリーグ合同トライアウトへの参加を経て、鳥取に完全移籍。蓄えてきた力を新天地で発揮すべく意気込んでいる。

上写真=2月25日の開幕前イベントで鳥取のユニフォーム姿を披露した井岡(写真◎石倉利英)

「自分が起点となって勝ちたい」

 市立船橋高(千葉)、仙台大を経て2021年に仙台に加入した井岡は、2年間で公式戦の出場はなく、昨季限りで契約満了に。Jリーグ合同トライアウトに参加した際のプレーが鳥取の強化部の目に留まり、完全移籍での加入となった。

「今年がプロ3年目で、この2年間で蓄えたものを発揮したい気持ちで鳥取に来た」という。仙台時代と同じ背番号21で臨む新天地で、自身に求められるプレーとして「鳥取は最終ラインからしっかりポゼッションして、相手を支配していく戦いを目指している。自分もポゼッションに参加して、最終ラインから崩して前線がゴールを決める流れを作り、自分が起点となって勝ちたい」とイメージを膨らませている。

 2月25日に行なわれた開幕前イベントでは、ファン・サポーターの前で初めてユニフォーム姿を披露。3月4日の明治安田生命J3リーグ開幕戦、アウェーでのSC相模原戦に向けて「ワクワクしています。やるだけです」と笑顔で意気込みを語った。

取材・写真◎石倉利英