ガイナーレ鳥取DF飯泉涼矢が、新天地で持ち味を発揮すべく意気込んでいる。Jリーグでプレーを続けたいと思っていたところでオファーを受け、すぐに加入を決断したクラブで、課題の守備力アップに貢献し、J2復帰につなげるべく闘志を燃やす。

上写真=新天地の鳥取で練習に励む飯泉(写真◎石倉利英)

「二つ返事くらい」で鳥取へ

 1月12日に始動した新天地に知っている選手やスタッフがいたこともあり、「アットホームな感じで楽しめています」と笑う。FC今治でチームメイトだった時期があるFW澤上竜二のほか、今季新加入のFW富樫佑太、DF田中恵太も旧知の仲で、J3クラブからの新加入でも知っている選手が多いという。

 早稲田大から2018年に当時JFLの今治に加入。2020年にクラブとともにJ3に昇格して計5年間プレーしたが、昨季限りで契約満了となった。まだJリーグでプレーを続けたいと思っていたところに鳥取からオファーがあり、「二つ返事くらい」という決断で加入を決めた。

 鳥取は昨季の明治安田生命J3リーグの34試合で、リーグワースト2位の56失点。リーグ3位タイの55得点を挙げながらも、失点の多さが響いて18チーム中12位に終わっており、13年以来のJ2復帰を果たすためには守備の立て直しが不可欠と言える。

 飯泉も、まさにその点でチームに貢献するつもりだ。「鳥取は攻撃力があるけど、守備力が課題だった。自分の守備の強みを還元して、攻撃の強みと守備の強みをうまくマッチできたら、より良いチームになると思う」と意気込み、3月第1週の開幕に向けて練習を重ねている。

取材・写真◎石倉利英