ガイナーレ鳥取DF石井光輝が、8月21日の明治安田生命J3リーグ第21節で後半途中から8試合ぶりの出場。欠場中に外から見て感じたチームの課題を改善していくために、今後はピッチ上でチームを引っ張っていくつもりだ。

上写真=久しぶりの試合出場を果たした石井。さらなるチームへの貢献を期している(写真◎石倉利英)

「自分のやれることをしっかりやろうと」

 8月21日の明治安田生命J3リーグ第21節・テゲバジャーロ宮崎戦で控えメンバーに入った石井は、2-0で迎えた65分から交代出場。左サイドバックに入って「リードしている状況だったので、失点せずに試合を締めることを意識した」と振り返るプレーを見せ、鳥取はそのまま2-0で勝利を収めた。

 昨年10月に左大腿骨外顆軟骨損傷および左外側半月板損傷で手術を行ない、長期離脱を経て、5月の今季第8節(代替開催)で復帰。そこから5試合連続で先発出場し、第13節では今季初ゴールを決めたものの、第14節から再び欠場していた。今回は8試合ぶりの再復帰で「コンディションどうこうより、自分のやれることをしっかりやろうと思っていた」という。

 石井の欠場中に鳥取は4連敗を喫し、第20節では愛媛FCに2-7で大敗するなど苦しい状況が続いた。「今季は悪い時期に連敗したりして、チームとしても個人的にも積み上げができていない。練習から積み上げる意識を持ってやっていく必要があると感じていた」と課題を指摘し、「自分がピッチに入ったときは、練習から積み上げていくことをもっとやっていきたい」と今後を見据える。

 今季のJ3全体を評して「どこが勝つか負けるか分からない。しっかり積み上げができているチームが勝っていると思う」と分析する。18チーム中17位と下位に沈む状況から抜け出すべく、まずは8月27日の第22節、ホームでのカターレ富山戦で今季2度目の連勝への貢献を期す。

取材・写真◎石倉利英