ガイナーレ鳥取DF小山珠里が今季リーグ戦初出場を機に、さらなるチームへの貢献を誓った。プロ2年目は出場機会が少ない状態が続いているものの、課題と向き合いながら成長への努力を続け、より多くのチャンスをつかむべく燃えている。
上写真=次の出場機会に向けて練習を重ねる小山(写真◎石倉利英)
今季公式戦の出場は2試合
7月16日の明治安田生命J3リーグ第17節でAC長野パルセイロと対戦した鳥取は、前半2分に失点。そのまま0-1で迎えた83分、小山はDF丸山壮大との交代で左サイドバックに入った。
「負けている状況で、時間帯も終盤。自分はキックやクロスを武器にしているので、ゴール前のクロスなどで得点を演出できればと思っていた」と振り返る。攻め上がってクロスを上げる場面もあったがチャンスにはつながらず、1点が遠かった鳥取は、そのまま0-1で敗れて3連敗。小山は「クロスを上げたシーンもありましたが、精度が低かった。少ないチャンスを物にしなければいけないので、しっかり練習していく必要がある」と反省点を口にした。
東京農業大から加入1年目の昨季はリーグ戦7試合に出場したものの、プロ2年目の今季は第16節まで5試合でベンチ入りしたのみ。今回が今季リーグ戦初出場で、4月の天皇杯鳥取県代表決定戦での先発出場に続く2試合目の公式戦と、出場機会が少ない状態が続いている。
現状の課題を「自分の良さを出すことも大事ですが、試合に出ている選手と比べて守備の強度が足りない。自分でも感じているし、スタッフにも指摘されている」と考えている。現状打破に向けて「日頃の練習から意識して、いまもやり続けている。少しずつですが良くなっていると思うので、もっとこだわってやっていきたい」と今後を見据えた。
7月23日の第18節・福島ユナイテッドFC戦からリーグ戦は後半戦に入る。前半戦を18チーム中17位で終えたチーム同様、巻き返しを期す小山は「一つでも上の順位で終わるために、チームに貢献したい」と闘志を燃やしていた。
取材・写真◎石倉利英