セレッソ大阪から期限付き移籍でガイナーレ鳥取に加入したFW澤上竜二。これまでのプレー経験で知るJ3の特徴を踏まえて、開幕から3試合未勝利のチームを浮上に導くべく、新天地でも活躍を誓っている。
上写真=期限付き移籍で鳥取に加入した澤上(写真◎石倉利英)
すでにJエリートリーグに出場
1993年10月8日生まれ、奈良県出身の澤上は、大阪体育大から2016年にC大阪に加入。昨季までにJ1通算14試合出場(0得点)、J2通算38試合出場1得点を記録し、J3でもC大阪U-23や、2020年途中から期限付き移籍したFC今治で通算66試合に出場し、8得点を挙げている。
昨季途中からSC相模原に期限付き移籍した後、今季はJリーグの出場選手に登録されていなかったが、3月中旬に鳥取の練習に参加。同21日のJエリートリーグ・ファジアーノ岡山戦での先発出場を経て、今季終了までの期限付き移籍での加入が決まった。
新天地の印象を「いままでのクラブでは年上の選手が多かったですが、ガイナーレは自分がフィールドプレーヤーで一番年上(28歳)。若い選手が多いので、引っ張っていかなければいけないという気持ちがある」とコメント。これまでの経験を踏まえ、J3の戦いを「縦に速いサッカーが多く、守備の強度が高い」と分析し、「個人のレベルはJ1やJ2の方が高いですが、J3には激しさがある」と語る。
鳥取は今季、明治安田生命J3リーグで開幕3試合を終えて1分け2敗の未勝利。18チーム中17位と出遅れており、リーグ最多の8失点、リーグ最少タイの2得点と攻守に課題を抱えている。得点力向上への貢献が期待される澤上は「攻め込まれる場面が多いので、前線で起点になって攻撃につなげて、もう一度ゴール前に入っていく形ができれば、点は取れると思う。まずはしっかり起点になることを考えていきたい」と自身のプレーをイメージしていた。
取材・写真◎石倉利英