1月26日、ガイナーレ鳥取が今季初の全体練習を行なった。新型コロナウイルス感染症の影響で、当初の予定から約2週間遅れでの始動。2013年以来のJ2復帰を目指し、3月12日のJ3開幕への準備がスタートした。

上写真=今季初の全体練習を行なった鳥取。激しいプレーが続いた(写真◎石倉利英)

「あけましておめでとうございます」

 鳥取は当初、1月13日の全体練習で始動する予定だったが、11日夜にトップチームの選手1人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたため、延期に。その後、別の選手1人とチーム関係者1人も陽性判定を受けていた。

 それ以上の感染拡大はなかった一方、選手たちは個別にトレーニングを行ない、予定から約2週間遅れで初の全体練習となった。昨季途中に就任し、今季初めて始動から指揮を執る金鍾成監督は、全選手を前に冒頭で「あけましておめでとうございます」とあいさつ。開幕に向けての狙いなどを説明してから練習がスタートした。

 それぞれ体を動かしていたこともあり、体幹トレーニングを行なった後は、すぐにボールを使ったメニューに移行。ミニゲームでは激しい球際の攻防も見られるなど、初日から熱のこもったプレーが繰り広げられた。

 明治安田生命J1リーグの今季開幕は2月18日、J2リーグは同19日だが、J3リーグは3月12日。昨季は開幕から出遅れ、15チーム12位という不本意な結果に終わっただけに、約1カ月半の準備期間で、2013年以来のJ2復帰への土台を築いていくことになる。

取材・写真◎石倉利英