ガイナーレ鳥取MF新井泰貴が、地元での勝利への強い意気込みを示した。ホームでは現在7連敗中。ファン・サポーターと勝利の喜びを分かち合うべく、持ち味を発揮してチームに貢献するつもりだ。
上写真=4月以来となるホームでの勝利に向けて練習を重ねる新井泰(写真◎石倉利英)
「勝てば自信をつかむきっかけになる」
鳥取は10月9日の明治安田生命J3リーグ第22節で、いわてグルージャ盛岡に1-2で敗れた。第18節でFC岐阜、第20節ではカターレ富山を、いずれもアウェーで下すなど上位相手の勝利もあるが、勢いが持続せず、依然として15チーム中14位と苦しい戦いが続いている。
ボランチの一角で先発出場を続ける新井泰は「なかなか結果に表れないので、自信につながらない」と苦しい現状を明かす。それでも「やり続けるしかない。勝てば自信をつかむきっかけになり、何かが変わっていくんじゃないかと思っている」と前向きに語った。ボランチでコンビを組むMF世瀬啓人とは「コミュニケーションを取ることで、お互いのプレーの特徴が分かり、距離感も良くなっている」といい、「それが得点や無失点という結果につながれば、もう一つ上のレベルに行けると思う」と今後を見据える。
結果を出すために必要なことを「中盤での球際の争いや、五分五分のボールを自分たちのものにする。そうした一つのプレーだけで自分たちに流れが来る」と考えている。そのために「自分の特徴である球際の強さや、プレッシングでスイッチを入れることが求められている。プラスして、ゴールにつながるプレーも必要」と自らの目標を定める。
10月17日の第23節では、ホームでY.S.C.C.横浜と対戦する。前述のようにアウェーでの勝利はあるが、ホームでは4月の第6節での勝利以降、7連敗中。新井泰は「ホームスタジアムで勝って、ファン・サポーターの皆さんの前でも良い結果を残したい」と、久しぶりの勝利に向けて意気込んでいた。
取材・写真◎石倉利英