FC岐阜は6日、トップチーム活動の一時休止を発表した。選手3名が新型コロナウイルス感染症の陽性の診断を受けたが、チーム内に無症状のウイルス保有者がいる可能性を否定できないとの保健所の判断により最終接触日の4月1日から15日まで自粛を要請されたため。11日の沼津戦は中止が決まった。

上写真=4月15日までのチーム活動休止が決まった(写真◎J.LEAGUE)

岐阜市保健所より活動自粛要請

 岐阜は15日までチーム活動を休止することとなった。岐阜市保健所から、陽性診断を受けた選手3名と他の選手およびスタッフとの濃厚接触が明確ではないこと、感染源が不明であり、チーム内に無症状のウイルス保有者がいる可能性が否定できないことから活動を自粛するように要請されたため。これを受けてクラブでは、陽性者を除き、濃厚接触者の自宅待機とトップチーム選手およびスタッフのチームとしての活動を最終接触日の4月1日から2週間、休止する。
 
 今後については、Jリーグおよび岐阜市保健所との協議を重ね、活動再開を目指すとしている。なお、4月11(日)に開催予定だった『明治安田生命J3リーグ第5節・アスルクラロ沼津戦』16:00/岐阜メモリアルセンター長良川競技場)は中止となることが決まった。活動休止によりトップチーム全員がJリーグ試合実施要項に定めるエントリー要件を満たさないこととなり、Jリーグ規約に定めるエントリー下限人数を満たさないことが明らかであるとチェアマンが判断したため。代替日については決定次第、発表される。

 今回の件に関する、宮田博之代表取締役社長のコメントは以下の通り。

「この度、岐阜市保健所より陽性者を除き、濃厚接触者の自宅待機について4月1日(木)から4月15日(木)まで要請されました。これを受けましてクラブとしましても保健所の要請を重く受け止め、チームとしての活動を自粛いたします。また4月11日(日)に開催を予定しておりましたアスルクラロ沼津戦につきまして、Jリーグ、アスルクラロ沼津様と協議の上、開催中止を決定いたしました。
 試合を楽しみにして頂いておりました両クラブのファン・サポーターの皆様、アスルクラロ沼津関係者の皆様、そしてFC岐阜に関わるすべての皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。
 クラブとしましては、岐阜市保健所の指導のもと、感染拡大防止および感染経路の特定などを行うとともに、より一層の新型コロナウイルス感染症対策を徹底励行し、感染拡大の防止に努めてまいります」