【福島】熊本からGK山本海人を完全移籍で獲得「福島の団結力を全国に発信したい」

上写真＝新天地を福島に求めた山本海人。J1で118試合出場の経験を生かす。写真は2019年（写真◎J.LEAGUE）

「福島の力になりたいと思い決断させてもらいました」

　ロアッソ熊本が完全移籍での獲得を発表した山本海人は、清水エスパルスのアカデミー出身のGK。2004年にトップチームに昇格して9シーズンを過ごし、13年にヴィッセル神戸へ、17年にジェフユナイテッド千葉へ、18年に横浜FCへ、そして19年から2シーズン、熊本でプレーしていた。

　熊本の1年目となる19年には34試合全試合にフルタイム出場と活躍したが、20年は24試合でベンチ入りしたものの出場はなかった。

　J1リーグ118試合、リーグカップ42試合、J2リーグ27試合、J3リーグ34試合、天皇杯14試合でゴールを守ってきた35歳のベテランGKは、自身6クラブ目でのプレーを前に意気込みを語っている。

「この度、福島に移籍してきました山本海人です。
　いろんな選択肢の中で、自分は今年福島の力になりたいと思い決断させてもらいました。
　決断した理由は、地域密着型で地域を大事にしている福島のサッカーを盛り上げたい、そして震災から10年になる今だからこそ福島の団結力を全国に発信したいと思ったからです。
　しかし自分一人では何も出来ません！　だからこそチームとして一丸となり戦えるよう、自分も努力し、そしてチームへの協力を全力でさせていただきます。
　福島のサポーターの皆さん一緒に戦いましょう！　よろしくお願いします」

山本海人（やまもと・かいと）
■ポジション：GK
■生年月日：1985年7月10日
■身長／体重：188cm／81kg
■出身地：静岡県