ガイナーレ鳥取は12月28日、ザスパクサツ群馬のDF鈴木順也が完全移籍で加入すると発表した。立正大から2019年に群馬に加入した鈴木は、プロ1年目にJ3リーグでプレーした経験がある。

上写真=2年間の群馬でのプレーを経て鳥取に加入する鈴木(写真◎J.LEAGUE)

21年シーズン4人目の新戦力

 1996年5月2日生まれ、栃木県出身の鈴木は、桐生一高(群馬)、立正大を経て2019年に群馬に加入。プロ1年目は明治安田生命J3リーグで2試合、昇格した20年は同J2リーグで7試合に出場した。

 鈴木は鳥取、群馬の両クラブの公式HPを通じて、次のようにコメントを発表。群馬公式HPでのコメントは、感謝の思いがこもった長文となっている。

【鳥取公式HPでのコメント】
「このたび、ザスパクサツ群馬から移籍することになりました鈴木順也です。J2昇格のために覚悟を持って来ました。いち早く鳥取の街に慣れ、皆様に認めてもらえるように一生懸命頑張るので、一緒に戦ってください。応援よろしくお願いします」

【群馬公式HPでのコメント】
「このたびガイナーレ鳥取に移籍することを決断しました。

 まず初めに、今年も1年間多大なる支援をしてくれたスポンサー様、日々熱い熱量で指導してくれた奥野さんをはじめとするコーチングスタッフ、奈良社長はじめ自分たちが日々不自由なく活動できるように尽力してくれたフロントスタッフ、声を出せない中、手拍子で応援してくれたファン・サポーターの方々、暑くても寒くても夜遅くても会場設営、撤収をしてくれたボランティアの方々、正田醤油スタジアムの芝の管理をしてくださったグランドキーパーの方々、練習後によく行ったご飯屋さんの方々…。挙げればきりがありませんが、自分に関わってくれたすべての人に感謝したいです。

 群馬に来てからの2年間、正直、苦しかったです。しかし、うまくいかない日々が続いた中でも、いろいろな方からの応援は本当に力になり、自分を奮い立たせる原動力になっていました。これからは群馬での経験を糧に一生懸命努力し、またいつか皆さんに成長した姿を見てもらえるように頑張るので、気にかけてくれるとうれしいです。

 昨年福島で肩を組んで歌った、あの草津節の光景は一生忘れません。2年間本当にありがとうございました」

 なお、21年シーズンに向けた鳥取の新戦力は、東京農業大のDF小山珠里、湘南ベルマーレから期限付き移籍のMF横川旦陽、AC長野パルセイロから完全移籍のMF妹尾直哉に続いて4人目。既存の戦力では、20年は湘南からの育成型期限付き移籍だったMF新井光が、期限付き移籍に変更して期間を延長することが発表されている。