12月20日のJ3最終節、ガイナーレ鳥取-ロアッソ熊本戦の試合開始時間が15時に変更となった。除雪作業が遅れているためで、現在急ピッチで作業が進められており、開催に向けて「時間との戦い」が続いている。
上写真=12月20日8時時点のAxisバードスタジアム。ピッチ上には多くの雪が残り、なお雪が降り続いている(写真◎石倉利英)
多くのボランティアが集結
12月20日13時から行なわれる予定だった明治安田生命J3リーグ最終節、ガイナーレ鳥取-ロアッソ熊本の試合開始時間が、15時に変更となった。会場は鳥取県鳥取市のAxisバードスタジアムで変わらない。
鳥取県鳥取市では先週の半ばから雪の日が続き、前日の19日でも、すねの下あたりの高さまでの雪がピッチを覆っていた。19日午前中からスタッフや関係者、ボランティア有志が除雪作業を開始し、照明をつけて夜まで作業を続けたものの、まだピッチの半分が雪に覆われた状態で前日の作業を終了。クラブは急きょ、当日朝からの除雪作業への協力を呼び掛けていた。
20日も夜明けから、クラブスタッフや関係者が除雪作業を開始。8時が近づくとは鳥取のファン・サポーターや、近隣の八頭高校サッカー部の生徒たちなどもボランティアで駆けつけ、作業を手伝っている。
この日の最終節は鳥取にとって、ガンバ大阪などで長年活躍し、すでに現役引退を発表しているFWフェルナンジーニョのラストマッチ。鳥取市は時折雪もちらついており、開催実現に向けて「時間との戦い」とスタッフは語る。クラブは「無理のない範囲で構わないので、短時間でも、1人でも多くの方に協力していただきたい」と呼びかけている。
取材・写真◎石倉利英