ガイナーレ鳥取MF可児壮隆が、Jリーグ通算100試合出場を達成した。古巣と対戦した区切りの一戦は悔しい敗戦となったが、101試合目でチームの連敗はストップ。上位追撃へ、さらなる活躍を期している。

上写真=10月7日の試合に向けて調整を続ける可児(写真◎石倉利英)

102試合目の連勝に向けて

 2014年に阪南大から、U-15とU-18でプレーした川崎フロンターレに里帰り加入したMF可児壮隆は、川崎FでのJリーグデビューはならず、15年に期限付き移籍先の湘南ベルマーレでデビュー。同年はJ1で9試合に出場し、翌16年はJ2のツエーゲン金沢に期限付き移籍して13試合に出場した。

 17年は当時JFLのFC今治に期限付き移籍し、18年にJ3のガイナーレ鳥取に完全移籍。同年は32試合、昨季は30試合に出場し、中盤の主力として試合出場を重ねてきた。昨季終盤に左足の第五中足骨を骨折し、本来なら今季の開幕は間に合わないはずだったが、新型コロナウイルスの影響による開幕延期がプラスに働き、開幕戦から先発出場。9月27日の明治安田生命J3リーグ第18節、古巣の今治との一戦が区切りの100試合出場となった。

 2連敗で迎えた今治戦に1-2で敗れた鳥取は上位との差が広がったが、続く第19節ではカターレ富山に3-0で勝利。可児は39分にボランチの位置から前線に走り込んでパスを受け、先制点をアシストして勝利に貢献している。「連敗中で、いろいろ悩みながらも今治戦にぶつかっていって、そこでもうまくいかなかった」と3連敗を振り返った可児は「富山戦では、ある程度すっきりしてプレーできた」と納得の表情を見せた。

 富山戦は結果こそ3-0だったものの、1-0で迎えた終盤にPKのピンチをGK田尻健が止めたり、相手のシュートがわずかに外れたりと、内容は僅差だった。「勝った試合も接戦だったけど、負けた試合もそうだった」と、ここまでのシーズンについて語る可児は、「だからこそ、自分たちのやるべきことに目を向けることが大事」と今後を見据える。

 10月7日の第20節では鹿児島ユナイテッドFCと対戦する。可児は102試合目の出場に向けて「ボールを受けて前に運ぶこと、中盤での球際の競り合い、セカンドボールの戦いに勝つこと。チーム全体ではゴール前で体を張ることや、守備のときは戻り、攻撃になれば前に出ていくことを、しっかりやっていきたい」とコメントし、連勝への強い意欲を見せた。

取材・写真◎石倉利英