SC相模原が地元のスポーツチームと合同で、新スタジアムの整備実現を要望する署名活動を実施している。複数の機能を併せ持つ多機能複合型スタジアムを、新しい相模原のシンボルとしたい考えだ。

上写真=相模原市で整備実現への活動が進む新スタジアムのイメージ図

JR相模原駅北口の土地を活用

 明治安田生命J3リーグで、第19節終了時点で6位につけるSC相模原。ホームタウンの神奈川県相模原市には同クラブのほか、女子サッカーのノジマステラ神奈川相模原、ラクビーの三菱重工相模原ダイナボアーズ、アメリカンフットボールのノジマ相模原ライズ、計4つのフットボールチームがあり、相模原市は『ホームタウンチーム』として支援している。

 4チームはすべて日本のトップレベルのリーグに所属しているが、現在市内にある唯一のスタジアムは、陸上競技場であり、相模原もホームとして使用している『相模原ギオンスタジアム』。多くの競技団体が共有で使用しているため、本来なら市内で開催する試合を市外・県外で行なっている状況にある。

 そこで、上記のチームで構成される相模原市ホームタウンチームは、様々な機能を有した多機能複合型スタジアムの整備実現を目指し、署名活動を実施している。新しいスタジアムには、より多くの試合を市内で開催することで市民が一堂に集まる機会を作ること、各種イベントの開催やショッピング、飲食、宿泊などによって試合開催日以外も賑わいがある市の中心拠点となること、災害時には避難場所・防災拠点としての役割も果たすことなどにより、地域活性を促進する相模原のシンボルとなることが期待されている。
 
 JR相模原駅北口に面した、相模総合補給廠の一部返還地を活用した整備に向けて、各チームが活動を続けている。署名にあたって年齢・居住地は問わない。SC相模原の公式ホームページからも進むことができるオンライン署名のほか、メール・FAX・郵送でも受け付けている。

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