SC相模原FW才藤龍治が、9月22日のガイナーレ鳥取戦で今季初めて先発出場し、2試合連続となる決勝ゴール。持ち味を発揮してチームを1-0の勝利に導き、指揮官の期待に応える働きを見せた。
上写真＝今季初先発で結果を残し、勝利に貢献した才藤（写真◎石倉利英）
■2020年9月22日 J3リーグ第17節（@チュスタ:観衆971人）
鳥取 0-1 相模原
得点：（鳥）なし
（相）才藤龍治
難しいバウンドを左足ボレー
才藤龍治はカターレ富山から加入1年目の今季、開幕から全試合に出場。FC今治と対戦した前節では同点ゴールを決めるなど2得点を挙げているが、ここまで全試合が交代出場だった。
ガイナーレ鳥取戦が今季初先発となり、「ずっと途中からの出場だったので、絶対に自分が結果を残したいという気持ちで試合に入った」という。期待に応えた先制点は56分。FWホムロのシュートを相手GKがはじき、高くバウンドしたこぼれ球を左足ボレーで蹴り込んだ。
1-0の勝利につながる決勝点となったゴールを「ちょっと嫌なバウンドで、（シュートまでに）時間もあったんですけど、落ち着いてたたいて決めることができた」と語る。高いバウンドを正確にミートしたボレーシュートを「ああいう浮いている難しいボールが得意なので、自信を持って打ちました」と振り返った。
三浦文丈監督は後半戦に向けてのポイントの一つとして「龍治のようなラッキーボーイ的な選手が出てくることで、チームが勢いに乗ってくる。うまく競争させながら、調子を上げてきた選手を見逃さないようにしたい」と語った。これに応えるように才藤も「どんどん得点を重ねてチームの勝利に貢献したい。連戦もあるし、監督を信じて自分に与えられた仕事をしたい」と言葉に力を込めた。
後半戦の初戦は9月27日、昨季まで2年間プレーした富山戦。第9節では0-3で敗れており、「前回は負けているので、絶対に借りを返したい」と強い意気込みを示した。
現地取材・写真◎石倉利英