FC今治DF園田拓也が、完敗からの巻き返しを誓った。8月23日のカターレ富山戦で5試合ぶりの黒星。それでも、継続してきたことへの自信を胸に、連敗回避を目指す次節を見据えている。
上写真=CBの一角でフル出場した園田だが、完封負けで今季3敗目(写真◎石倉利英)
■2020年8月23日 J3リーグ第11節(@夢スタ:観衆1,333人)
今治 0-3 富山
得点:(今)なし
(富)戸高弘貴、大谷駿斗、田中佑昌
今季最多の3失点
「今日の試合が重要だということは、みんな分かっていました。良い準備をして入ったつもりでしたが…うまくプレスがかけられず、富山さんのペースに持っていかれてしまった」
オンライン会見に臨んだFC今治DF園田拓也は、厳しい表情で試合を振り返った。8月23日の明治安田生命J3リーグ第11節。前節終了時点で5位だった今治は、同6位のカターレ富山に勝って上位に近づきたかったが、ホームで0-3の完封負けを喫し、5試合ぶりの黒星で9位に後退している。
前節までの10試合で6失点だった守備が、今季最多の3失点と乱れ、攻撃もシュート3本に封じられた。初シュートは先制された後の前半アディショナルタイムで、続く2本は0-3とリードされた後。園田も84分にCKからヘディングシュートを放つなど、何とか劣勢を挽回しようとしたが、最後まで勝機を見いだせないままだった。
ホームでの完敗となったが、それでも園田は「今日は3失点しましたが、いままで継続してきたことは間違っていない。これからもブレずに、しっかりやっていくことが大事」ときっぱり。「今日負けたからといって、大きく変えることはない。いままで積み上げてきたことで、やれている部分もたくさんある。しっかり上を向いてやっていきたい」と前向きに語った。
「長いシーズン、良い試合ばかりではなく、こういう試合もある。ただ、負けた試合から学ぶこともあるので、連敗をしないこと」
次節は、いわてグルージャ盛岡とアウェーで対戦する。園田は「1週間しっかり修正して、勝てるようにしたい」と、敗戦からの切り替えと、上位再追撃への勝利を誓った。
現地取材・写真◎石倉利英