8月15日の明治安田生命J3リーグ第10節で、負傷離脱していたガイナーレ鳥取DF上松瑛が5試合ぶりに復帰。勝利への手応えと同時に攻守両面の課題を自覚し、さらなる成長を期している。

上写真=負傷離脱から復帰し、厳しい暑さの中で練習に励む上松(写真◎石倉利英)

「フワッと抜けるときがある」

 ガイナーレ鳥取は8月15日の明治安田生命J3リーグ第10節で、福島ユナイテッドFCを2-0で下した。3バックの一角で出場したDF上松瑛は「チームの雰囲気がすごく良くて、全員が絶対に守ってやろうと思っていた。この試合は落とせないという気持ちが表れていた」と振り返る。鳥取は第9節でヴァンラーレ八戸に敗れ、今季2敗目を喫していたが、立て直して勝利をつかんだ。

 上松自身にとっては復帰戦だった。今季開幕から先発フル出場を続けていたものの、7月19日のJ3第5節、カマタマーレ讃岐戦で負傷。右ヒザ内側側副靭帯損傷で全治3週間と診断され、リハビリに励んでいた。5試合ぶりの出場だったが、粘り強い守備に加え、12分にはFW田口裕也にスルーパスを送って決定機を演出するなど攻撃でも貢献。「今季、前半にあまり得点できていないので、しっかり決めて、もう少し楽に試合を運びたい気持ちがある」という思いをプレーで示した。

 一方で、課題も自覚している。「1試合の中でフワッと抜けてしまうところがある」とは、マークを外してしまう瞬間があること。福島戦でも前半に、FWイスマイラをフリーにしてシュートを打たれる大きなピンチがあった。「マークについていて、一瞬で前に出られた。気持ちが切れたわけではないけれど、しっかり自分の課題として取り組みたい」と語り、今後に目を向けている。

 攻撃への絡みについても「どこでパスをもらうか。相手のトップの選手がプレッシャーに来ているのか、サイドハーフなのか、ウイングなのか。誰が来ているのかを見て、しっかり状況を判断していきたい」とポイントを挙げ、1対1の守備対応も改善の余地があるとした。前節の勝利で単独2位となり、首位のブラウブリッツ秋田を勝ち点6差で追う状況で、今後も自身とチームのレベルアップに取り組む決意だ。

現地取材・写真◎石倉利英