8月2日の明治安田生命J3リーグ第8節で、ガイナーレ鳥取とカターレ富山が対戦。鳥取が試合終了間際に2得点を奪って2-0で勝ち、2015年以来、5年ぶりとなる富山戦での勝利を飾った。

上写真=お互いにチャンスを決め切れなかったが、終盤に鳥取が2得点を挙げて完封勝利(写真◎石倉利英)

■2020年8月2日 J3リーグ第8節(@Axis:観衆602人)
鳥取 2-0 富山
得点:(鳥)坂井大将、安藤一哉
    (富)なし

・鳥取メンバー◎GK田尻健、DF小牧成亘、井上黎生人、石井光輝、MF安藤一哉、三沢直人、可児壮隆、魚里直哉、FWジョアンデルソン(73分:坂井大将)、大久保優(HT:田口裕也)、新井光(77分:フェルナンジーニョ)

・富山メンバー◎GK岡大生、DF田中佑昌、林堂眞、今瀬淳也、末木裕也(68分:佐々木一輝)、MF稲葉修土、花井聖、椎名伸志(57分:大谷駿斗)、戸高弘貴(57分:宮城天)、FW武颯(61分:松澤彰)、平松宗(68分:松本雄真)
 ※実際のポジションで表記

選手交代が奏功

 試合開始2時間前に夕立があり、湿度75パーセントの蒸し暑さの中での一戦は、立ち上がりから両チームともセットプレーでゴールに迫るシーンが多かった。鳥取は9分に右CKをDF小牧成亘がヘッドで合わせたが、クロスバーに当たって決まらず。富山も前半だけで4本のCKがあったが、得点を奪うには至らない。
 
 0-0で迎えた後半は、交代選手が双方の攻撃を活性化した。鳥取は後半開始から出場した田口が、前線での粘り強い競り合いやドリブル突破でアクセントに。富山は57分から出場した宮城が、直後に自陣から長い距離をドリブルで運んでチャンスを作るなど、お互いが徐々にゴールに迫るシーンを増やしていく。
 
 スコアレスドローが見えてきた86分、ついに先制したのは鳥取だった。ここでもカギになったのは交代出場の選手で、フェルナンジーニョのうまい縦パスから左サイドを崩すと、可児と田口が立て続けにシュートを放つ波状攻撃から、最後はやはり交代出場の坂井がこぼれ球を押し込み、均衡を破る。
 
 さらに鳥取は後半アディショナルタイムの90+2分、右サイドでパスを受けた安藤がカットインから左足を振り抜くと、素晴らしいミドルシュートがファーサイドのポストに当たりながらもネットを揺らし、ダメ押しの2点目。終盤にスコアを動かし、2-0の完封勝利を収めた。

 鳥取が富山を下すのは2015年3月のJ3リーグ第2節以来、実に5年ぶりとなる。3連戦の最後を勝利で締めくくった鳥取の髙木理己監督は、「連戦の中で選手はタフに戦ってくれました。足を止めずに荒波の中を進み続けるという選手の姿勢が、勝ち点3に結びついたと思っています」と称賛。今後への課題も見いだしつつ、「とにかく選手はよく走りました。それが勝ち点3につながったということ」と接戦を物にした喜びを語った。

現地取材・写真◎石倉利英