7月5日の明治安田生命J3リーグ第2節で、FC岐阜がアウェーでガイナーレ鳥取に3-2で競り勝った。2-0のリードから一時は同点とされたものの、MF川西翔太が勝ち越しゴールを決め、終盤の鳥取の反撃をしのいだ。

上写真=粟飯原尚平(24番)が決めて2-0とした後、一時は追い付かれた岐阜だが、最後は勝ち越して今季初勝利(写真◎石倉利英)

■2020年7月5日 J3リーグ第2節(@Axis)
鳥取 2-3 岐阜
得点:(鳥)坂井大将2
   (岐)富樫佑太、粟飯原尚平、川西翔太

・鳥取メンバー◎GK田尻健、DF上松瑛(80分:安藤一哉)、井上黎生人、石井光輝、MF小牧成亘、三沢直人、可児壮隆(64分:世瀬啓人)、魚里直哉、FW坂井大将(79分:ハモン)、ジョアンデルソン(80分:田口裕也)、新井光(71分:フェルナンジーニョ)

・岐阜メンバー◎GK松本拓也、DF藤谷匠、甲斐健太郎、橋口拓哉、柳澤亘、永島悠史(90+3分:大西遼太郎)、三島頌平、川西翔太(90+3分、竹田忠嗣)、FW富樫佑太(80分:石川大地)、粟飯原尚平(60分:橋本和)、前田遼一(60分:高崎寛之)

川西の決勝ゴールで今季初勝利

 立ち上がりは鳥取が右サイドから何度かチャンスを作ったが、その後は岐阜が主導権を握った。15分、川西のロングパスを鳥取GK田尻がエリア外に出てクリアしようとしたところ、蹴り損ねてしまうミスとなり、富樫が無人のゴールに蹴り込んでネットを揺らした。さらに前半終了間際の44分には、三島の右からのセンタリングを、ファーサイドで粟飯原が打点の高いヘッドで合わせて2点目を奪う。
 
 だが鳥取も前半アディショナルタイム、ジョアンデルソンのシュートのこぼれ球を、エリア内でフリーとなった坂井が蹴り込み、良い時間帯に1点差として前半を終える。さらに58分にも坂井が、ゴール前の混戦で相手DFを落ち着いてかわし、同点ゴールを蹴り込んだ。
 
 2点のビハインドをはね返し、試合の流れは鳥取に傾くかと思われたが、次のゴールを奪ったのは岐阜だった。63分、左サイドでパスを受けた川西が、鳥取DF石井のタックルをうまく外し、右足で右上スミに蹴り込んで3点目。その後は鳥取の反撃を粘り強い守備で防ぎ、1点差を守り切った。

 岐阜のゼムノビッチ・ズドラブコ監督は「勝つためにはリスクを冒さなければいけない。リスクを冒して前に行く、その中で3点取れてよかった」と満足げ。開幕戦はFC今治とホームで対戦して0-0で引き分けたが、この試合でシーズン初得点と初勝利を手にした。「鳥取はすごく良いチーム。どちらが勝ってもおかしくなかった」と相手を称え、2点差を追い付かれた試合運びには課題を残したものの、チャンスをしっかり決める決定力の差で勝ち点3をつかんだ。

現地取材・写真◎石倉利英