7月4日にJ3リーグ昇格後初のホームゲームを戦ったFC今治だが、ロアッソ熊本に0-1で完封負け。FW林誠道は途中出場で持ち味を発揮したが、結果にはつながらなかった。悔しさを胸に、次節での初得点と初勝利を目指す。

上写真=得点と勝利にはつながらなかったものの、後半開始から登場して今治の攻撃を活性化した林(11番、写真◎石倉利英)

■2020年7月4日 J3リーグ第2節(@夢スタ)
今治 0-1 熊本
得点:(今)なし
   (熊)髙橋利樹

シュート3本も無得点

 FC岐阜との開幕戦は先発出場したが、この日は控えスタートだった。それでもFC今治のFW林誠道は、0-1のビハインドで迎えた後半開始からDF山田貴文に代わって出場し、スペースに抜ける動きやポストプレーでパスを引き出す。これでチームの攻撃も活性化し、ロアッソ熊本に押し込まれた前半とは打って変わってゴールに迫る回数が増えた。

 林も49分に右足でミドルシュートを狙うなど積極性を見せたが、惜しくもゴール上に外れるなど決めることができない。試合終了間際にはエリア内でDF飯泉涼矢のパスを受けたが、相手に寄せにシュートを打ち切ることができず。シュート3本も無得点に終わり、チームも0-0の引き分けだった開幕戦に続き、J昇格後の初得点、初勝利はならなかった。

 試合後に本人が「前半は流れが良くなかったので、攻撃の基点のなろうと思っていて、できた部分も多かった」と語ったように、流れを変えるという点では途中出場選手の役割を果たしたと言える。とはいえ勝利につながらなければ満足はできず、「勝利したかったので悔しい」と表情は冴えなかった。

 開幕から2試合続けて、チーム全体で惜しいチャンスがありながらも無得点。昨季まで5シーズン、ガイナーレ鳥取でJ3を経験している林には、今後もJ経験者の一人としてチームを引っ張る働きが期待される。「最終的には前の選手(が決めるかどうか)だと思う」とフィニッシュの精度を課題に挙げる一方、「高い位置でボールを持つ時間を増やせれば、もっとチャンスが増える」とも語り、この日の後半のように押し込む展開を続けることが、初得点と初勝利につながるポイントの一つという認識を示した。

 7月11日の次節もホームゲームで、鹿児島ユナイテッドFCと対戦する。過去2試合のリモートマッチから有観客試合となるが、林は「観客が入っていても、入っていなくても気持ちが変わることはない。1週間の期間で準備して、ゴールを決められるように頑張りたい」と、自身とチームの結果を追求していく決意を語った。

現地取材・写真◎石倉利英