ガイナーレ鳥取がリモートマッチに向けて、ファン・サポーターの応援メッセージを『代筆』で選手に届けようという企画を進めている。6月25日の練習後には選手自ら代筆を行ない、ホーム開幕戦での掲出に備えた。

上写真=ファン・サポーターのメッセージを代筆した鳥取の選手たち(写真◎ガイナーレ鳥取)

ホーム開幕戦へのエール

 ガイナーレ鳥取が進めている『#代筆エール』は、ファン・サポーターから応援メッセージを募集し、横断幕に代筆して選手たちに届けようというものだ。J3リーグは6月27日に開幕し、鳥取はセレッソ大阪U-23とアウェーで対戦する。ホーム開幕戦は7月5日のFC岐阜戦だが、どちらもリモートマッチ。横断幕の掲出や、クラブへの受け渡しが禁止されていることから、ファン・サポーターの思いを選手たちに届けるために企画された。

 ツイッターまたはインスタグラムで『#代筆エール』と『#ガイナーレ鳥取』のハッシュタグをつけて投稿するか、クラブ公式HP内の応募フォームから送信する。1人につき何回でも応募可能で、期間中に集まったメッセージはすべて選手とフロントスタッフで代筆し、ホーム開幕戦の岐阜戦当日に選手の屋内ウォーミングアップ場に掲出される。

 6月25日の練習後にはキャプテンのMF可児壮隆をはじめ、GK田尻健、DF井上黎生人、FW大久保優の4選手が代筆を行なった。選手たちはそれぞれ筆を使い、アクリル絵の具でメッセージを代筆。「思ったより大変だ」「難しい!」などと言いつつ、真剣な表情で書き入れていた。

 4人で約40のメッセージを代筆し終えた後、田尻は「直接、応援できない状況、こうやって文字で応援メッセージをもらえるのはありがたいですし、励みになります。スタジアムで見ると、さらに力になると思います」と語り、大久保は「ホーム開幕戦は無観客試合ですが、皆さんの熱のこもったメッセージをまた試合直前に見て、気持ちを高めて臨みたいと思います」とコメント。多くの声援を文字で目にして、ファン・サポーターの後押しをあらためて実感したようだった。

 6月25日現在で約200のメッセージが集まっており、岐阜戦までに引き続き、選手やクラブスタッフで代筆がする。メッセージの受け付けは6月30日(火)23時59分まで(詳細は下記ホームページ)。7月5日、Axisバードスタジアムに観客の姿はないが、鳥取の選手たちは熱いエールを受けながらホーム開幕戦に向かうことになる。

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