写真◎J.LEAGUE
FC岐阜で昨季まで6年間プレーしたDF阿部正紀が、現役を引退することが発表された。岐阜一筋のプロキャリアを過ごし、昨季はキャプテンを務めたが、チームはJ3に降格。その後、今年1月に退団が発表されていた。
上写真=昨季は岐阜のキャプテンを務めた阿部が現役を引退(写真◎J.LEAGUE)
「本当に大好きです」
1991年12月25日生まれ、東京都出身の阿部正紀は、大成高(東京)、東京国際大を経て2014年にFC岐阜に加入。1年目から当時のラモス瑠偉監督の下、J2リーグ37試合に出場すると、その後も主軸の一人として岐阜一筋のプロキャリアを過ごした。
在籍6年目でチーム最古参となった昨季はキャプテンを務めたが、チームはJ2で苦戦が続き、最下位に終わってJ3に降格。今年1月に退団が発表された際は「まだ今後については決まっていない」とコメントしていたが、そのまま現役を引退することになった。J2通算209試合出場、7得点。
阿部は発表に際し、岐阜のクラブ公式HPであらためてコメントを発表。「このたび2019年のシーズンをもちましてプロサッカー選手を引退することを決めました。6年間、FC岐阜一筋でプレーできたことは、自分に関わってくれたすべての方々のおかげだと思っていますし、自分の夢であったプロサッカー選手にしてくれたことに感謝しかありません。そして、こんな自分を毎年支えてくれたチームメイトにも感謝しかありません」と、何度も感謝の思いを綴った。
さらに「ファン、サポーターの皆さんには何一つ恩返しができず、引退を決めてしまったことについて心から申し訳ない気持ちです」と謝罪。「この6年間サッカー選手として続けてこれたのは、皆さんの応援など支えがあったからです。自分はFC岐阜で関わってくれた人たちが本当に大好きです。引退してもこの気持ちは変わらないです」と続け、最後は「これからは社会人として新たなスタートを切っていこうと思いますので、温かく見守っていてください。6年間、本当にありがとうございました」と締めくくった。