鹿児島ユナイテッドFCに、昨季は大分トリニータなどでプレーしたFW馬場賢治と、栃木SCでプレーしたMF三宅海斗が加入することが決まった。J2復帰に向け、上のカテゴリー経験者を補強して戦力を上積みしている。

上写真=昨季はシーズン途中から岐阜でプレーした馬場(写真◎J.LEAGUE)

「本当に感謝しています」

 1985年7月7日生まれ、神奈川県出身のFW馬場賢治は、ヴィッセル神戸からスタートして多くのJクラブを渡り歩き、2018年から大分トリニータでプレー。昨季途中にFC岐阜に期限付き移籍したが、シーズン終了後に岐阜、大分とも契約満了となっていた。なお新しい背番号は50となっている。

 馬場は決定に際してクラブ公式HPでコメントを発表し、「まずは、どこのクラブからも声が掛からず、なかなかチームが決まらない中で、後がなくなりかけていたサッカー人生から、まだ先の見えるサッカー人生にしてくれた鹿児島ユナイテッドFCには本当に感謝しています」と感謝した。さらに「もう鹿児島のためにすべてをかけなかったら漢(おとこ)じゃないと思っています。今シーズンの鹿児島ユナイテッドFCのJ3優勝と、鹿児島ユナイテッドFCがこれからもっともっとたくさんの人たちから愛され、誰もが誇れる最高のクラブになっていくための力になることに、僕のサッカー人生のすべてをかけます」と熱いメッセージを綴っている。

 MF三宅海斗は1997年8月27日生まれ、岡山県出身。東福岡高(福岡)、鹿屋体育大、フォルトゥナ・デュッセルドルフU-23(ドイツ)でのプレーを経て、昨季途中に栃木SCに加入した。J2で11試合に出場していたが、シーズン終了後の今年1月末、双方合意の上で栃木との契約を解除していた。新しい背番号は41に決まっている。

 三宅もクラブ公式HPでコメントを発表。「サッカーができることに幸せを感じながら、サポートして下さるすべての方々に感謝し、クラブの目標を達成するために頑張ります。応援よろしくお願いします」と決意を新たにしている。
 
 鹿児島はJ2初挑戦となった昨季に残留を果たせず、今季は再びJ3での戦いとなる。J1、J2の経験者を補強して、1年でのJ2復帰に向けてどんなチームが完成するのか注目される。