ロアッソ熊本は2月12日、GK野村政孝が右眼窩底骨折で手術を行なったと発表した。1日のトレーニングマッチで負傷し、10日に手術。全治は4週間。1月末に山本海人が負傷し全治は6週間。GKが手薄な状態となってしまった。

上写真=今年から背番号1をつける野村政孝。悔しい負傷となった(写真◎J.LEAGUE)

全治は4週間、開幕戦出場は微妙

 野村は2017年シーズンに10試合出場して以来、リーグ戦のピッチに立っていない。2018年シーズン、そして昨シーズンもケガに苦しんだ。昨季は21節から25節までベンチ入りするに留まっている。

 心機一転、背番号も21から1に変更して臨んだ2020年シーズンだった。1月21日に昨季の正守護神である山本海人が負傷し(左腓腹筋肉離れ)、1月28日の発表で加療期間は6週間と発表されていたため、余計に野村への期待が膨らんでいた。

 しかし2月1日に行なわれたFC町田ゼルビアとのトレーニングマッチで今度は野村が負傷し(右眼窩底骨折)、10日に熊本市内の病院で手術。全治4週間との診断が下った。山本も、野村もシーズン開幕(3月8日、ガンバ大阪U-23戦)に間に合うかどうか、微妙な状況だ。

 1月に発表された登録メンバー26人の中で3人いるGKのうち、2人がキャンプで負傷(残る一人は内山圭)。現時点では、GKの層が手薄な状態となっている。大木武新監督のもとで、定位置どりに意欲を燃やしていた守護神の負傷は、本人にとっても、チームにとっても痛い。早期復帰が、待たれる。