J3のAC長野パルセイロは27日、昨シーズン限りで契約満了となったMF堂安憂の移籍先がおこしやす京都ACに決定したことを発表した。同選手は日本代表MF堂安律の実兄で、18年より長野でプレーしていた。

上写真=おこしやす京都への移籍が決まった堂安憂(写真◎=J.LEAGUE)

「JFL昇格に必ず貢献したい」

 兵庫県出身の堂安憂は、1995年生まれの24歳。C大阪U-15から長野県の創造学園高校に進み、びわこ成蹊スポーツ大学を経て、18年にJ3長野に加入した。プロ1年目は主力として25試合5ゴールを記録したが、昨季は12試合1ゴールにとどまり、シーズン終了後に契約満了が発表されていた。日本代表MF堂安律(PSV)の実兄は、関西1部リーグで再出発を図る。

 おこしやす京都ACの公式ホームページで発表されたコメントは以下の通り。

「この度、AC長野パルセイロからおこしやす京都ACに加入することになりました、堂安憂です。昨年、怪我なども含め、自分の納得のいく結果を残す事が出来ず悔しい思いをしました。その悔しい気持ちを今年は全てぶつけていき、おこしやす京都ACのJFL昇格に必ず貢献したいと思っています。

 これまでと違った環境になり、初めてのことも多いと思うので、不安ももちろんありますが、それ以上にこのチームでプレーすることが楽しみです。初めての京都での生活なのでたくさん教えて頂けると嬉しいです。おこしやす京都ACのファン、サポーターの皆さん、これからよろしくお願いします」

 新天地のおこしやす京都は、2010年から「アミティエSC京都」として関西サッカーリーグに参加し、18年4月よりチーム名を現在の「おこしやす京都AC」に変更。昨季は関西1部リーグで3度目の優勝を果たしたが、全国地域チャンピオンズリーグでは3位に終わり、JFL昇格を逃していた。監督はJ2徳島などで活躍した石田祐樹氏。

 また、おこしやす京都は同日、MF村上巧(←熊本)、DF榎本滉大(←金沢)、DF戸田拓海(←大阪産業大)の加入も発表した。