写真◎J.LEAGUE
1月16日、FC岐阜がヴィッセル神戸からDF橋本和を完全移籍で獲得したと発表した。サッカーの機微を知る経験豊富なサイドバックの加入はJ2復帰を目指すチームにとって、大きな力となりそうだ。
上写真=昨季、出場時間は限られたが、まだ33歳。橋本の経験は岐阜にとってプラスだろう(写真◎J.LEAGUE)
新たな始まりの2020年
日本でも屈指の豪華なタレントを擁するヴィッセル神戸から、長くJ1で戦ってきたDFが加入した。クレバーかつ体を張った守備で行くなピンチを防ぐ。柏レイソル時代、ヴィッセル神戸時代もネルシーニョ監督(現・柏監督)に重用された守備の専門家。左サイドバックでプレーするケースが多いが、過去にはCBや右サイドで起用されたケースもある。
岐阜で期待されるのも、まず守備の安定だろう。その経験をチームに還元し、安定して戦える基盤を作るうえで、その存在は大きな意味を持つ。昨季、神戸でリーグ戦に出場したのは2試合のみ(途中出場1試合)。今年9月に34歳となるが、そのプレーは健在で本人も新天地での活躍を期す。
岐阜のサポーターには「J2昇格の力になれるよう全力で頑張ります。応援よろしくお願いします」とメッセージを送り、古巣・神戸のサポーターには「自分の想像を遥かに超える経験をさせてもらい、成長させてもらえた三年半でした。本当にありがとうございました。終わりと同時に始まりなので、お互い新シーズン頑張りましょう。」と感謝の言葉を残した。
橋本が自身にとって『始まりの年』となる2020年。J2昇格という目標を実現するために、長良川競技場で勇躍する姿が、何度も見られるに違いない。