アルビレックス新潟は9月21日、MF高木善朗が右膝前十字靭帯を損傷したことを発表した。全治までの期間などは明かされていない。高木は9月18日の明治安田生命J2リーグ第37節水戸ホーリーホック戦で、背後からのタックルを受けて30分に交代していた。

上写真=高木善朗が水戸戦の26分に背後からのタックルで右膝に重傷を負った(写真◎J.LEAGUE)

被ファウル数は今季も1位

 J2で首位をひた走り、J1昇格へ快調に進んでいたアルビレックス新潟に、ショッキングなニュースだ。攻撃の要、MF高木善朗が右膝前十字靭帯を損傷したことが9月21日に発表された。全治までの見込みなどは明らかにされていない。

 高木はJ2第37節の水戸ホーリーホック戦で26分、背後からのタックルを受けた際に右膝の下の付近に相手の足が入り、そのまま力がかかって右膝をひねるようにして倒れていた。メディカルスタッフがすぐにベンチに交代を要求、そのまま担架で運ばれて、30分に小見洋太と交代していた。

 診断の結果、前十字靭帯損傷という重傷と判明し、昇格を目指す新潟にとっては大きな痛手だ。高木は昨年、被ファウル数が134でリーグで最も多く、今季もここまで72回と同様に最多となっており、中盤でボールを受ける際に真後ろから当たられて悶絶するシーンが続いていた。

 新潟は現在、J2で勝ち点74で首位を走り、残り5試合。昨季はすべての試合に出場した高木も、今季は松橋力蔵監督の起用によってコンディションを考慮しながら、出場時間もうまく調整してきた。そのため、トップ下のポジションは伊藤涼太郎も務めてきて、高木がいなくなってすぐに攻撃力が低下することにはならないものの、9得点6アシストを記録してきただけではなく、相手に脅威を与える存在だった背番号33の欠場がどんな影響を与えるか。