明治安田生命J2リーグ第16節で、ジェフユナイテッド千葉は5月15日の「Jリーグの日」にブラウブリッツ秋田を迎える。千葉の尹晶煥監督は秋田の特徴を「はっきりとしたプレーをしてくる」と分析し、セカンドボールの拾い合いを制することを勝利のポイントに挙げた。
上写真=尹晶煥監督はホーム連勝に向けて「点を取るためにはリスクをかけなければ」(写真◎JEFUNITED)
「問題ないと思いますよ」
ジェフユナイテッド千葉は前節、4位と好調のファジアーノ岡山に1-0で勝ちきった。高橋壱晟がアディショナルタイムに劇的な決勝ゴールを決めたが、そこまでに失点ゼロで抑えたことが大きい。
「選手一人ひとりが受け入れるところは受け入れて、積極的にやろうという気持ちがありました。それは常に持たなければいけないものです」
それでも、タフな試合を乗り切ったことは次の試合にダイレクトに好影響を及ぼしそうだ。ブラウブリッツ秋田は岡山に負けず劣らずハードなチーム。
「ものすごいハードワークをしてくるチームで、やりたいことがはっきりしています。ロングボールが多いし、セカンドボールを拾ってどんどん前に進んでくるのが強みです。そこにどれぐらい対応できるか。こちらもセカンドボールを拾って攻撃につなぐことが大事になってきます」
選手たちの対応力に期待が集まるが、前節の相手、岡山も似ているところがあって、最前線に立つミッチェル・デュークに届けてからその周辺でこぼれ球を拾ってゴールを狙うパターンを持っていた。前節でそれを封じることができた成功体験が意味を持つ。
「しっかりターゲットをつかんで、セカンドボールを拾えるようにすれば問題ないと思いますよ。ただ、慣れるまでに時間がかかることがあるので、できればその時間を短くしてから集中力が必要になります。でも、岡山戦もそうだったので、対応できるのではないか」
岡山戦の体感を存分に生かして、ホーム連勝を狙っていく。