上写真＝見木友哉は全試合に先発。攻撃を引っ張る存在として、連敗脱出を狙う（写真提供◎ジェフユナイテッド千葉）
「ボールを持つ時間を長くすること」
「町田戦や横浜FC戦では手応えがありましたけど、そこで攻守にできていたことがいまはうまく回っていなくて…」
見木友哉が悩ましい。第8節と第9節で戦ったその2試合はどちらも1-1で終わっているが、内容は自信を持って振り返ることのできるものだった。守備がはまり、主導権を握り、ピンチには体を張って、また攻める好循環。
直近の2試合は大分トリニータに0-3、徳島ヴォルティスに0-1で、今季2度目の連敗を喫している。ゴールデンウィークの5連戦は次のファジアーノ岡山戦がラスト。4位と好調の相手とのホームゲームで、3連敗は避けなければならない。
「最終ラインからのビルドアップがうまくいかないと前線にいいボールは入らないので、チームとしていいポジションに立つこと、顔を出すことをやめてはいけないと思っています。そこはポイントになる」
3-4-2-1の配置で左のシャドーとしてプレーする中で、どんどんとボールを触っていくことがチームの助けになると信じている。
「良かったときにできていたことを挙げるなら、ボランチがちょっと前に、高い位置に出て、シャドーとフォワードだけではなくボランチも絡んで攻撃に出ていくことでした。いまは自分たちでボールを持つ時間が少なくて、ボランチは守備に追われて出ていけない部分もあるので、ボールを持つ時間を長くすること、イージーミスをなくすことで、いい部分が出てくると思います」
そのためには、自らが動く。
「まず守備はやらなければいけないし、そこで奪えればカウンターにもいけます。それから、できるだけたくさん受けてさばいて前に行って、ということをやっていきたいと思います」
ナンバー10の自覚が、苦しむチームを救い出すはずだ。