アルビレックス新潟は2月25日、トップチームの選手1名が新型ウイルス感染症で陽性診断を受けたことを発表した。濃厚接触疑い者も4名も25日からチーム活動に参加していない。新潟は26日に大宮アルディージャとの明治安田生命J2リーグ第2節を控えており、条件を満たした選手で戦う。

上写真=新潟が試合前日に選手1名が新型ウイルス陽性判定。選手4名が濃厚接触疑い者に(写真◎J.LEAGUE=2019年)

当該選手は24日夜から発熱

 J2第2節の「オレンジダービー」大宮アルディージャ戦を控えたアルビレックス新潟で、トップチーム1名が新型ウイルス感染症の陽性診断を受けた。当該選手は2月24日夜から発熱の症状があり、25日に医療機関でPCR検査を受検、陽性診断を受けたという。濃厚接触者となる疑いのある選手も4名おり、クラブ独自の判断で25日からチーム活動には参加していない。

 なお、陽性判定を受けた選手1名は適切な対策のもとで療養中で、濃厚接触疑い者4名も自宅で待機しているという。

 これに伴い、25日に当該選手を除くトップチーム選手・スタッフおよびチーム関係者を対象とした抗原検査を実施、その結果、全員陰性となって、体調不良や発熱などの症状も確認されていないという。

■当該選手の経過および症状
2月19日(土):チーム活動参加(体温:36.4℃)症状なし
2月20日(日):チーム活動参加(体温:36.3℃)症状なし
2月21日(月):OFF(体温:36.4℃)症状なし
2月22日(火):チーム活動参加(体温:36.4℃)症状なし。抗原検査を実施し、陰性判定
2月23日(水):チーム活動参加(体温:36.3℃)症状なし
2月24日(木):チーム活動参加(体温:36.6℃)症状なし。抗原検査を実施し、陰性判定。疲労を感じ、21時頃に体温計測し37.3℃。倦怠感、喉に違和感、咳の症状
2月25日(金):チーム活動不参加(体温:37.4℃)喉に違和感、咳の症状。医療機関にてPCR検査を受検し、陽性診断

■現状について
濃厚接触者については、当該選手の行動履歴をすべて所轄の保健所に提出・報告し、特定を進めている。

■今後について
2月26日(土)に開催される2022明治安田生命J2リーグ第2節・大宮アルディージャ戦には、Jリーグ規約等に基づき、試合当日にスクリーニング検査を実施した上で、条件を満たした選手・スタッフで出場する。

 新潟は高知キャンプ中に新型ウイルス陽性者が複数出て、選手・スタッフなど50名が濃厚接触者となるなど、10日間、活動を停止していた。また、J2第2節で対戦する大宮も、24日にトップチーム選手2名が同様に陽性判定を受けていることを発表している。