FC琉球は11日、鳥養祐矢が2021シーズンをもって現役を引退すると発表した。2006年にジェフリザーブズに加入し、その後はSAGAWA SHIGA FC、琉球、レノファ山口FCでプレー。19年から再び琉球でプレーしていたDFが一線を退く。

上写真=琉球に所属している鳥養祐矢が現役引退を決意した(写真◎FC RYUKYU)

「とても幸せな選手生活でした」

 21シーズンも4試合に出場していた琉球の鳥養祐矢が、今季限りの引退を決意した。33歳のDFはクラブの公式HPで、これまでに所属した4クラブへの思いを述べている。

「2006年ジェフリザーブズに加入させて頂き、SAGAWA SHIGA FC 、FC琉球、レノファ山口、この4クラブに渡りプレーさせて頂けたことを心から感謝いたします。ジェフユナイテッド市原千葉は、プロになりたいと夢を与えてくれた。SAGAWA SHIGA FCは、自分を根本から変えてくれた。レノファ山口は、JFL、J3、J2とたくさんの経験をさせてくれた。FC琉球はプロとして2度もチャンスを与えてくれた。この4クラブで過ごした日々は、僕の財産です」

 そして、大切な家族への感謝の言葉も欠かさない。

「僕を生み育ててくれた母、可愛がってくれた祖父母、尊敬する兄。多くの心配をかけたし、何度も泣かせてしまったけど、何不自由無くやれる所まで突っ走ることができました。有り難うございました。いつも一番近くで支えてくれた妻と子供達。いろんな面で最高のサポートをしてくれ、今の幸せがあるのは妻と子供達のおかげです。家族の存在が僕の大きな支えであり、一番の活力でした。本当にありがとね。僕にとって、とても幸せな選手生活でした」

 J2で104試合を戦った男がスパイクを脱ぐ。今後は別の道に進むことになるが、その前に琉球で残された残り4試合に向けて全力を尽くす。

■鳥養祐矢(とりかい・ゆうや)
・生年月日:1988年5月11日
・出身地:千葉県
・身長/体重:172cm/62kg
・ポジション:DF
・経歴:ジェフユナイテッド市原・千葉ユース→ジェフリザーブズ→SAGAWA SHIGAFC→FC琉球→レノファ山口FC→FC琉球