ジェフユナイテッド千葉の福満隆貴がザスパクサツ群馬戦(25日・31節)を前に取材に応じ、意気込みを語った。前節の愛媛FC戦で勝利を飾ったチームは、「順位を一つでも上げるために」アウェーゲームながら今季2度目の連勝を目指す。

上写真=現在は右のウイングバックとしてプレーする福満隆貴(写真◎J.LEAGUE)

「次につながる勝利」を無駄にしない

 前節の愛媛戦は「自分たちのやりたいサッカー」をやり切り、連敗をストップした。ウイングバックとして先発し、フル出場を果たした福満も、その内容について手応えを感じたという。「得点はオウンゴールでしたけど、いい形で点が取れましたし、守備でもゼロに抑えられましたのはよかった」。個人としてはアシストや得点という目に見える結果を求めているが、「次につながる」勝利だったと語った。

 30節を終え、千葉の順位は10位につける。昇格を掲げて臨んだシーズンであることを考えれば、当然ながら満足のいく成績ではないだろう。中位に留まっているのは良いゲームを継続できないからだ。今季、連勝したのは12節、13節の一度だけ。一方で連敗は4回あり、不安定な戦いぶりが現在の順位に反映している。続く群馬戦に勝ち切り、今季2度目の連勝を実現したいところ。

「相手は後ろからつなぐイメージもあるし、長短のパスがあって、ロングボールで背後を狙われることもある。やはり中盤の選手に自由に持たせたら色んなパスが出てくるので、そこは気をつけたい。愛媛戦では攻撃で、リスクを負って得点を狙いにいくことができました。そこは継続してやりたいと思っています」

 攻守の歯車が噛み合い始めていることは、福満も実感していた。

「今、チームは勝つことだけに集中できています。群馬戦も勝ちたい」

 敵地から勝ち点3を持ち帰ることができるか。連勝実現でチームの成長を示す。