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【水戸】長崎攻撃陣を封じた守備の要、住吉ジェラニレショーン「長所を出せています」

5月2日、明治安田生命J2リーグは第11節が開催され、水戸ホーリーホックはV・ファーレン長崎とケーズデンキスタジアム水戸で対戦。前半に奥田晃也が挙げた決勝点を守り切り、完封勝利。センターバックの住吉ジェラニレショーンは相手の攻撃陣を抑え込んだ。

上写真＝完封勝利に貢献した住吉ジェラニレショーン（写真◎J.LEAGUE）

「対人の強さが売り」

　水戸の背番号2が存在感を放った。最終ラインでタビナス・ジェファーソンとセンターバックのコンビを組む住吉ジェラニレショーンは「対人の強さが売り」と話すように、屈強な体躯を生かして相手攻撃陣を封じ込め、完封勝利に貢献した。

「守備の選手なので決定機を阻止できるか、できないかで、チームが勝てるかどうか、（結果が）変わってくる。そこは自分の役割なので、自然に体が動きました」

　相手のシュートにも体を張って捨て身のブロック。まさに水戸の防波堤となり、最後まで長崎にゴールを許さなかった。また、相手との1対1の場面ではボールを奪い取り、すぐさま味方につなげて攻撃の起点ともなった。

「対人で負けたら自分の良さはなくなってしまうので、長所を出せています。チーム一丸となって守備できていることで、自分の長所も引き出されている感じです」

　開幕からの全試合でフル出場を続ける守備の要は、チームの守備面の手応えを言葉にする。そして3試合ぶりの勝利を手にし、中2日で迎える次節はアウェーの地で金沢と戦う。

「中2日で体もキツいだろうし、相手（金沢）は昨日（5月1日）が試合だったので自分たちにハンデはあると思う。でも、アウェーに乗り込んで、それを上回るような気持ちで勝ち点を持って帰ってきたいと思います」

　最終ラインで水戸を支える住吉は、ゴールデンウィークでの連勝を狙う。

取材◎サッカーマガジン編集部　写真◎J.LEAGUE