写真◎J.LEAGUE
4月21日、明治安田生命J2リーグは第9節が開催され、水戸ホーリーホックはジェフユナイテッド千葉とケーズデンキスタジアム水戸で対戦。終盤に櫻川ソロモンに決勝点を許し、完封負けを喫した。右サイドバックとして出場した村田航一は改善すべき課題を話した。
上写真＝右サイドバックで先発出場した水戸の村田航一（写真◎J.LEAGUE）
■2021年4月21日 J2リーグ第9節（@Ksスタ/観衆1,677人）
水戸 0－1 千葉
得点：（千）櫻川ソロモン
「堅い試合で勝ち切ることが必要」
6試合ぶりに先発のピッチに立った村田航一は闘志を燃やしていた。
「前半で交代した磐田戦（第3節）と同じくサイドバックでの出場だったので、個人的にはそのリベンジというか、前回よくなかった部分を挽回できるようなプレーをし、そして勝利に貢献できるようにという気持ちで入りました」
右サイドバックのポジションに入った背番号19は、対峙する相手と激しく競り合い、勝利を目指した。しかし、一筋縄ではいかない。千葉の堅陣を破ることはできず、ホームで完封負け。「攻撃の面で、引いて守ってくる相手に対して、あまり決定的なプレーを出せませんでした。それは課題かなと思います」と村田は肩を落とした。
昨季までは主にFWやサイドハーフのポジションでプレーした。11番から「19」に背番号を変えた今季はサイドバックに挑戦中。持ち味でもある攻撃力の高さは随所に示すものの、ここまで結果がついてこない。先発した3試合はいずれも1点差で敗北を喫した。次こそは接戦を物にできるように、苦い経験を糧にする。
「攻守ともにいろいろと課題はありますが、やはりこういう堅い試合で勝ち切ることが、チームとしてすごく必要になってきます。練習からチーム全体がそういう意識を持ってやれれば、次にこういう試合になったときにまた生きてくると思っています」
チームに勝利をもたらすサイドバックになるために、村田は新たな階段を上っていく。
取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE