4月21日、明治安田生命J2リーグは第9節が開催され、ジェフユナイテッド千葉は水戸ホーリーホックとケーズデンキスタジアム水戸で対戦。前半から1点を争う展開となる中、途中出場の櫻川ソロモンが終了間際に決勝ゴールを奪い、敵地で勝利をあげた。

上写真=決勝ゴールを決めた千葉の櫻川ソロモン(写真◎J.LEAGUE)

■2021年4月21日 J2リーグ第9節(@Ksスタ/観衆1,677人)
水戸 0-1 千葉
得点:(千)櫻川ソロモン

・水戸メンバー◎GK牲川歩見、DF村田航一、住吉ジェラニレショーン、タビナス・ジェファーソン、三國スティビアエブス(82分:ブラウンノア賢信)、MF木村祐志(65分:奥田晃也)、平野佑一、森勇人(65分:新里涼)、FW松崎快、中山仁斗(82分:鈴木喜丈)、深堀隼平(58分:山根永遠)

・千葉メンバー◎GK新井章太、DF岡野洵、チャン・ミンギュ、鈴木大輔、MF米倉恒貴(74分:溝渕雄志)、小林祐介、小田逸稀、高橋壱晟(85分:小島秀仁)、見木友哉(85分:船山貴之)、FW福満隆貴(74分:岩崎悠人)、大槻周平(74分:櫻川ソロモン)

「前からプレッシャーに行ったことが勝ちにつながった」

 前節まで2試合連続無失点の千葉は、この日も水戸を相手に堅守を見せる。アウェーの地でチャンスを作らせず、一方で16分に決定機を迎えた。だが、右サイドの福満隆貴のクロスに大槻周平が合わせるも、水戸のGK牲川歩見に防がれ、均衡を破ることはできない。スコアレスで試合を折り返した。

 後半も堅い守備で水戸に応戦し、選手交代を機にゴールチャンスをうかがう。すると、終了間際の86分にスコアが動いた。小田逸稀のスルーパスに抜け出した途中出場の櫻川ソロモンがゴールネットを揺らし、先制点を挙げた。そして、その後の水戸の反撃をしのぎ切り、勝ち点3を積み重ねた。

「今日は選手たちが情熱的な姿を見せてくれたゲームでした。始まってから最後まで集中力の高い試合を見せてくれた。運動量だったり、球際だったり、相手に対して上回ったと思います。多くのチャンスはなかったのですが、ディフェンスにおいて前からプレッシャーに行ったことが勝ちにつながったと思っています。この厳しい試合を選手たちが一生懸命戦ってくれたことに感謝しています」

 千葉の尹晶煥監督はそのように試合を振り返り、接戦を物にした選手たちを労った。

取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE