ジェフユナイテッド千葉のマテウス・サウダーニャがJリーグバブル(14日間の待機期間)を経て、19日にチームに合流した。20日にはオンライン取材に応じた。「1対1は好き」「必ずゴールを決める気持ちで」。期待のアタッカーは自信を口にした。

上写真=19日にチームに合流し、20日の練習後に取材に応じたサウダーニャ(写真/(C)JEF UNITED)

勇気を持って相手を抜きに行く

 待ち人がついにチームにやって来た。ブラジル人アタッカー、マテウス・サウダーニャがJリーグバブルを経て、19日に合流。翌20日には、メディア対応を行なった。

「自分は、走りながら動き回れるのが特長のFW。ただ、どこで使われるのか、いつ試合に出るのか、いつ起用されるのかは監督の判断す。ただきっと良いタイミングで僕を使ってくれるんじゃないかなと思っています」

 自身が考える最適ポジションを問われて、サウダーニャは答えた。その言葉には自信がみなぎる。

「1対1の状況になったら必ず前にいくし、勇気を持って怖がらずに相手を抜きにいきます。そして相手を外してしっかりとゴールを決めるというのが、得意な形です」

 何ともブラジル人アタッカーらしい。「1対1は好き」とも言った。今季の千葉は守備の堅さを見せている一方で攻撃面はやや物足りない。8試合を終えて6ゴールという数字はリーグでも山形の5ゴールに次いで少ない得点数だ。だから独力で局面を打開できるサウダーニャにかかる期待は大きい。

 しかも本人はその力を、チームプレーの中で発揮したいと強調する。

「チームの中で素晴らしい動きを見せたいと思っていますし、出る試合では必ずゴールを決めるという気持ちで挑みたい。いま自分の中は試合勘がまだ足りないですが、試合に出続けることで良い数字が出せるのかなと思っています」

 映像で確認したJリーグについては「展開が早く難しい」と感じたというものの、「自分がどれだけ練習に対して真剣に取り組めるのか」によって、十分に力を発揮できると話した。活躍のイメージを膨らませ、1日も早い試合出場を目指してトレーニングに励むという。

 21歳のブラジル人FWが、攻撃力アップのカンフル剤になるかもしれない。

サウダーニャ(Saldanha)
■生年月日:1999年8月18日
■身長/体重:185cm/78kg
■ポジション:FW
■国籍:ブラジル
■経歴:ECバイーア