3月28日、明治安田生命J2リーグは第5節が開催され、水戸ホーリーホックは松本山雅FCとケーズデンキスタジアム水戸で対戦。後半に中山仁斗のPKで先制すると、その後も中山が加点。さらに安藤瑞季が3点目を奪い、前節に続いてホームで快勝した。

上写真=ゴールを挙げた中山仁斗と安藤瑞季(写真◎J.LEAGUE)

■2021年3月28日 J2リーグ第5節(@Ksスタ/観衆2,127人)
水戸 3-0 松本
得点:(水)中山仁斗2、安藤瑞季

・水戸メンバー◎GK牲川歩見、DF柳澤亘、住吉ジェラニレショーン、タビナス・ジェファーソン、温井駿斗、MF木村祐志(74分:森勇人)、平野佑一、奥田晃也(83分:新里涼)、FW松崎快(87分:鈴木喜丈)、中山仁斗(83分:深堀隼平)、山根永遠(74分:安藤瑞季)

・松本メンバー◎GK圍謙太朗、DF野々村鷹人、篠原弘次郎(76分:橋内優也)、常田克人、MF表原玄太、前貴之(46分:平川怜)、佐藤和弘、外山凌(81分:横山歩夢)、FW鈴木国友(72分:戸島章)、阪野豊史、河合秀人(72分:田中パウロ淳一)

水戸がホームで松本に初勝利。「歴史の新たな1ページを刻むことができました」

 最初にチャンスを作ったのはホームの水戸だった。8分に山根永遠のCKのこぼれ球を木村祐志が右足で狙うも、惜しくも枠を外れた。さらに19分には相手ゴール前でボールを奪った山根がシュートを放つも、この場面もゴールをとらえることはできなかった。すると22分にピンチを迎えるが、松本の河合秀人のシュートをGK牲川歩見が好守でしのぎ、失点を阻止。前半は均衡が破れず、試合を折り返した。

 後半に入ると、先制点が水戸に入る。58分、相手のハンドで獲得したPKを中山仁斗が冷静に決め、スコアを動かした。このキャプテンのゴールを皮切りに水戸が勢いに乗る。77分には柳澤亘のクロスから再び中山がゴールネットを揺らし、追加点を奪取。さらに79分には森勇人のスルーパスに安藤瑞季が抜けだし、右足でゴールに沈めて勝負を決めた。

 水戸は前節に続き、ホームで3-0と快勝。秋葉忠宏監督は「初めて松本山雅にホームで勝つという、歴史の新たな1ページを刻むことができました。試合は前半こそ相手の気迫が勝っていて、球際や競り合いのところで後手を踏みましたが、(後半は)選手たちがギアを上げて、また細かく修正したところにすぐ反応してくれた。そのほかにも今週練習してきたことを攻守において出せました。交代選手も含めて、全員でゲームを決めに行けました」と、2連勝に笑みを浮かべた。

取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE