レノファ山口FCは1月4日、ヴィッセル神戸からDF渡部博文、ガンバ大阪からFW高木大輔が、いずれも完全移籍で加入すると発表した。渡部は渡邉晋監督と再び同じクラブとなり、高木は1年半ぶりの山口復帰となる。

上写真=神戸から山口への完全移籍が発表された渡部(写真◎J.LEAGUE)

「山口のために全力で戦う」

 1987年7月7日生まれ、山形県出身の渡部は、専修大から2010年に柏レイソルに加入。栃木SCへの期限付き移籍を挟み、15年にベガルタ仙台、17年にヴィッセル神戸に移籍し、神戸では4年間プレーしてきたが、20年限りで契約満了となっていた。

 山口の渡邉晋新監督とは仙台時代にともにプレーしており、再び同じクラブで戦うことになった。渡部は山口のクラブ公式HPを通じて「レノファ山口の皆さん、渡部博文です。今まで積み上げた経験を還元し、常に挑戦する気持ちで、チームに必ず貢献します。よろしくお願いします」と決意のコメントを発表している。

 1995年10月14日生まれ、神奈川県出身の高木は、東京ヴェルディのアカデミー育ちで、2013年にユースからトップチームに昇格。18年に山口に期限付き移籍し、19年から完全移籍となった後、同年途中にG大阪に完全移籍したが、1年半ぶりに完全移籍で復帰することになった。

 高木は山口のクラブ公式HPを通じて「山口でサッカーできることをうれしく思うとともに、感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びのコメント。「もう一度チャンスをくれた山口のために全力で戦います。いろいろ思うことがある方もいると思いますが、1年半で成長したところを結果で残したいと思っています。昨シーズンの悔しさを山口県全体で晴らしましょう! 応援よろしくお願いします!」と、最下位からの巻き返しへの決意を述べた。