ブラウブリッツ秋田は12月30日、カターレ富山のMF稲葉修土が完全移籍で加入すると発表した。大学卒業後にシンガポールに渡った稲葉は、富山での3年間を経て、自身初のJ2でのプレーとなる。

上写真=富山から秋田に移籍する稲葉(写真◎石倉利英)

「富山には本当に感謝しています」

 1993年6月29日生まれ、大阪府出身の稲葉は、立正大淞南高(島根)2年時に高校選手権ベスト4に貢献。福岡大に進み、卒業後は2016年から2年間、アルビレックス新潟シンガポールでプレーした。

 18年に帰国して富山に加入し、3年間で明治安田生命J3リーグ54試合に出場。J2に昇格する秋田への完全移籍でステップアップを果たし、自身初めてJ2でプレーすることになる。
 
 移籍に際し、稲葉は富山のクラブ公式HPで「カターレ富山に関わるすべての皆様。このたび、ブラウブリッツ秋田へ移籍することになりました。子どもの頃に志した、Jリーガーになるという夢を叶えていただいたカターレ富山には、本当に感謝しています」とコメントを発表。「このクラブでプレーできたこと、一緒に戦ったチームメイト、富山で出会った素晴らしい方々は、自分の人生にとって大きな財産です。これからも現場、フロント、ファン・サポーター、スポンサーが一体となり、いろいろな人を巻き込みながら、富山県を盛り上げてほしいです。お世話になりました。ありがとうございました」と感謝の思いを綴った。
 
 また、秋田の公式HPでは「ブラウブリッツ秋田のファン・サポーターの皆様。カターレ富山から加入しました、稲葉修土です。イナと呼んでください!」と自己紹介。「クラブの新たな挑戦の一部として、プレーできることをとても幸せに感じています。戦う姿勢や最後まで走り切る姿で、チームを勝利に導けるように精一杯頑張ります。応援よろしくお願いします!」と呼びかけた。