ジェフユナイテッド千葉は29日、鹿島アントラーズからDF伊東幸敏が完全移籍で加入すると発表した。2018年夏に右ひざを負傷して以降、19年シーズンは2試合、2020年はリーグ戦で出場機会なしという状況だった。

上写真=2020年はルヴァンカップ1試合に出場した伊東幸敏(写真◎J.LEAGUE)

できること、必要なことをやっていきたい

 2018年夏に全治6カ月のケガを負い、19年シーズンはほぼ棒に振る形となった。意を決して臨んだ、20年シーズンもなかなかチャンスをつかめなかった。高校卒業後、鹿島一筋で戦ってきた伊東は、プロ10年目に新天地でプレーすることを決断した。

「この度、鹿島アントラーズから完全移籍で加入することになりました。クラブに関わる全ての方々、ジェフユナイテッド市原・千葉をJ1で優勝できるクラブにしましょう! 簡単なことではないですが、そのためにコツコツとできること、必要なことをやっていきたいと思います!
 初めての移籍で正直不安はありますが、全力で戦いますので歓迎してもらえたらうれしいです! よろしくお願いします!」

 J1昇格ではなく、J1優勝。簡単な目標ではないが、勝者のメンタリティーを持つクラブで育った伊東らしい発言なのかもしれない。自身はJ-22でJ3でのプレー経験はあるものの、J2で戦うのは初めて。新シーズンは自身の復活を満天下に示し、チームの上昇のために全力を尽くす。

伊東幸敏(いとう・ゆきとし)
■生年月日:1993年9月3日
■身長/体重:176cm/68kg
■ポジション:DF
■出身地:静岡県