FC町田ゼルビアは12月28日、名古屋グランパスからMF長谷川アーリアジャスールを完全移籍で獲得したことを発表した。名古屋には3シーズン所属したが、今季は出場がなかった。

上写真=長谷川アーリアジャスールがJで7つの目のクラブ、町田への移籍を決めた(写真◎Getty Images)

必ず帰ってくる、とグランパスファミリーに約束

「このたび、名古屋グランパスから加入することになりました、長谷川アーリアジャスールです。FC町田ゼルビアのこれからのビジョンにとても共感し、この大変な状況の中、皆さんに少しでも勇気や希望を与えられるようなプレーと、“J1昇格”という結果を見せていきたいと思っています。これから一緒に町田を盛り上げていきましょう!! よろしくお願いします」

 サポーターにそんなメッセージを送った長谷川は、1988年10月29日生まれ、32歳のMFで、186センチの長身とリーチの長さを生かしたテクニックでFWでプレーすることも。横浜F・マリノス、FC東京、セレッソ大阪、湘南ベルマーレ、大宮アルディージャ、名古屋グランパスに続いて、町田がJリーグでは7クラブ目でのプレーとなる。J2を舞台に戦うのは2015年のC大阪時代以来。2015年夏から半年間はスペイン2部のレアル・サラゴサでプレーしたこともある。

 名古屋には3シーズン所属したが、今季は負傷の影響もあり出場なし。サポーターにはこんなお別れのメッセージを伝えた。

「グランパスファミリーの皆様
 このたび、町田ゼルビアに移籍することになりました。
 僕にとって、グランパスのユニフォームを着てプレーできた3年間は、一生の宝物です。
 なかでも、スタジアムで自分のチャントを歌ってもらえる瞬間は本当に幸せな時間でした。
 町田ゼルビアを必ずJ1にあげて、ファミリーの皆様の前に帰ってきます。
 その際は特大なチャントで迎えてくれると嬉しいです。
 3年間、ありがとうございました!」