写真◎KAGOSHIMA UNITED FC
ギラヴァンツ北九州は12月28日、浦和レッズMF井澤春輝が完全移籍で加入すると発表した。2018年にユースから昇格、同年からJ2、J3のクラブに期限付き移籍してきたが、完全移籍で新天地に向かうこととなった。
上写真=2020年シーズンはJ3の鹿児島に期限付き移籍していた井澤(写真◎KAGOSHIMA UNITED FC)
浦和でプレーすることなく完全移籍
1999年6月14日生まれ、宮崎県出身の井澤は、浦和ユースから2018年にトップチームに昇格。同年から2年間はJ2の徳島ヴォルティス、20年はJ3の鹿児島ユナイテッドFCに期限付き移籍していたが、今回は完全移籍となった。
井澤は北九州のクラブ公式HPで「ギラヴァンツ北九州の皆さん、来季から加入することになりました井澤春輝です。ギラヴァンツ北九州のために、ファン・サポーターのために、すべてをかけて戦いたいと思います。よろしくお願いします!」と決意のコメント。また、鹿児島のクラブ公式HPでは「鹿児島の力になりたかったですが、試合にもなかなか出られず、自分の実力不足でとても情けなく思っています。そんな中でも応援してくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。1年間という短い間でしたが、ありがとうございました」などと感謝の思いを示した。
一方、一度もプレーすることなく去ることになった浦和のクラブ公式HPでは「浦和レッズのエンブレムをつけて活躍する姿を期待してくださった方々に、その姿を見せられず、とても情けなく思っています。ユースの頃に埼玉スタジアムにトップチームの試合を何度か見に行く機会があり、いつか浦和のエンブレムを背負い、埼スタのピッチに立って闘いたいという目標に向かって、これまでやってきました」と無念の想いをにじませている。その上で「来季からは浦和の選手ではなくなりますが、これから先、一人のサッカー選手として大きく成長していけるよう、これからも頑張りたいと思います。3年間ありがとうございました」とコメントした。