松本山雅FCは12月24日、アビスパ福岡から篠原弘次郎が2021年シーズンに完全移籍で加入することを発表した。守備の強化を図って来季のJ1昇格へ足場を固めている。

上写真=篠原弘次郎は福岡で3シーズンプレーした。写真は2019年(写真◎Getty Images)

「アビスパと対戦できる日を楽しみに頑張っていきます」

「来季から松本山雅でプレーする篠原弘次郎です。まず、この移籍に関わって頂いた方々に感謝いたします。松本山雅ではJ1昇格だけを考えてプレーし、自分の強みを出す事でチームに貢献できると思っています。これまで敵として嫌だなと感じていたサポーターの大声援を、これからは背に受けて戦えると思うと心強いです。J1昇格しましょう!」

 いきなり熱いあいさつだ。アビスパ福岡のDF篠原弘次郎が12月24日、松本山雅FCに完全移籍で加入することが発表された。

 1991年7月20日生まれ、29歳の篠原は、ハードなディフェンスが売りのセンターバック。セレッソ大阪のアカデミーから東福岡高へ進み、ファジアーノ岡山でプロのキャリアをスタート。ロアッソ熊本でも1シーズン、プレーしたが、6年を岡山で過ごし、2018年から3シーズンは「福岡の壁」となって相手攻撃陣の前にそびえ立った。

 今季は12試合の出場に留まったが、J1昇格を果たしたチームの一員として体を張り続けた。

 その福岡のサポーターには、感謝のあいさつ。

「今シーズン限りでアビスパ福岡を退団する事になりました。クラブ、サポーターの皆様のお陰で素晴らしい経験を沢山させて頂きました。レベルファイブスタジアムに初めて立った時、歓声を聞いて心が震えたのを忘れられません。今度はアビスパと対戦できる日を楽しみに頑張っていきます。3年間素晴らしい時間を本当にありがとうございました!」