12月20日、明治安田生命J2リーグは第42節(最終節)が開催され、ジュビロ磐田は栃木SCとカンセキスタジアムとちぎで対戦。前半に松本昌也が先制点を挙げると、後半には藤川虎太朗が追加点。終盤に矢野貴章に1点を返されるもリードを守りきり勝利した。

先制点を挙げた松本昌也を藤川虎太朗が祝福する(写真◎J.LEAGUE)

■2020年12月20日 J2リーグ第42節(@カンセキ:観衆10,767人)
栃木 1-2 磐田
得点:(栃)矢野貴章
   (磐)松本昌也、藤川虎太朗

・栃木メンバー◎GK塩田仁史、DF黒崎隼人、柳育崇、田代雅也、溝渕雄志(46分:大島康樹)、MF山本廉(76分:榊翔太)、佐藤祥(46分:西谷優希)、岩間雄大(81分:有馬幸太郎)、森俊貴(86分:高杉亮太)、FW矢野貴章、明本考浩

・磐田メンバー◎GK八田直樹、DF山本義道、大井健太郎(80分:鈴木海音)、中川創、MF小川大貴、上原力也、山本康裕、松本昌也(89分:清田奈央弥)、山田大記、大森晃太郎(67分:小川航基)、FW藤川虎太朗(89分:三木直土)

サイドを起点に2ゴール

 磐田は今シーズンの最終節で、栃木の新たなホームであるカンセキスタジアムとちぎに乗り込んだ。立ち上がりの前半2分には栃木の矢野貴章にゴールに迫られたが、この場面はGK八田直樹がセーブ。すると29分、山田大記がシュートを放ち、一度は栃木のGK塩田仁史に防がれるも、こぼれ球を松本昌也が押し込んで先制ゴールを挙げた。

 後半に入っても、先にゴールネットを揺らしたのは磐田だった。後半30分に、山田のクロスから藤川虎太朗がヘディングシュートを決め、リードを2点に広げた。試合終了間際にはパワープレーで栃木の矢野に1点を返されるも、逃げ切って勝ち点3を積み上げた。

「今日のゲームは来年に向けての準備も含めて、内容と結果にこだわっていこうと。その中で前半はフィニッシュのところまで行くのは難しかったのですが、後半はサイド突破やセンタリングからシュートの形を作り、得点も取れました。良い内容、結果で終えることができたかなと思います」

 勝利した磐田の鈴木政一監督は、シーズン最終戦をそのように振り返った。

現地取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE