明治安田生命J2リーグ第40節が各地で開催された。首位の徳島ヴォルティスにはJ2優勝とJ1昇格が決まる可能性があったものの、ホームでジェフユナイテッド千葉と引き分け、一方で2位アビスパ福岡、3位V・ファーレン長崎がそれぞれ勝利を収めたために、今節の決定はなし。J2は大混戦のまま、残り2試合を迎えることとなった。

上写真=徳島は勝てばJ1昇格が決まる状況だったものの、千葉と引き分けた(写真◎J.LEAGUE)

次節は16日。J2優勝とJ1昇格の行方は…

 徳島は千葉にホームで引き分けることになった。序盤から千葉のソリッドな守備に苦しみ、攻めあぐねる展開。チャンスがなかったわけではないが、攻めきれずにスコアレスドローに終わった。勝てば、無条件でJ1昇格が決める状況を生かすことができなかった。

 一方で、勝ち点5差で徳島を追う2位福岡は、ホームで京都サンガF.C.と対戦し、後半にエミル・サロモンと遠野大弥が得点して2-0の勝利。気持ちに入ったプレーで勝ち点3をつかみ取り、首位との差を詰めた。さらに徳島を勝ち点7差で追う3位長崎もアウェーで東京ヴェルディに2-0と完勝。前半のうちに角田誠と大竹洋平がゴールを決めて勝利をもぎ取り、昇格の可能性を広げた。

 この結果、J2の上位3チームに順位変動はなかったものの、さらに差が詰まる混戦模様となった。首位は徳島で勝ち点81、2位は福岡で勝ち点78、3位は長崎で勝ち点76となり、残り2試合の結果いかんで、順位が入れ替わる状況。次節(第41節)は、16日水曜日に行なわれ、徳島はホームで大宮アルディージャ、福岡はアウェーで愛媛FC、長崎はホームでヴァンフォーレ甲府ととそれぞれ対戦する。